越境 (集英社文庫)
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越境 (集英社文庫) / 感想・レビュー
shun
2024年2冊目。正月休み後半での蒲田マックにて読了。お、Whereをここに残しておくのもいいかも、今後。著者のことは『流』で初めて知りましたが、個人的には結構好きな作家さんです。文書に力が入っていないのに深い。このエッセイ集もそうでした。それでいてクスッと笑わせてくるところが心地良い。再読するかと言われたら微妙なところですが、新作が出たらまた読みたいなと思わせてくれる作家さんです。読み進めていくほどに、『越境』というタイトル以外あり得ないと思える。
2024/01/13
鷹ぼん
昔は近隣の評判のいい小学校中学校へ校区外から入学する越境入学が、大きな問題となっていた。タイトルでまずそれを思い出し。筆者の経験や日常などから様々な「越境」を綴ったエッセイ集。著者の生い立ちそのものが、まず「越境」と呼ぶにふさわしいのだが、それにとどまらず、「なるほど、これも『越境』と言えるな」という事柄まで、多角的に「越境」を筆者特有の飄々としたタッチで語っていて興味深い。息子さんが「ギータは王会長に叱られた」と語るエピソードも愉快だった(笑)。リービ英雄、金原ひとみとの対談も中身が濃いものだった。
2024/01/09
take yama
A
2024/01/21
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