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わたしはわたしで

わたしはわたしで

わたしはわたしで

作家
東山彰良
出版社
書肆侃侃房
発売日
2023-12-08
ISBN
9784863856059
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わたしはわたしで / 感想・レビュー

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starbro

東山 彰良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、直木賞受賞作『流』の続編「I love you Debby」を含むバラエティに富んだ短編集でした。 オススメは、表題作「わたしはわたしで」&「遡上」です。 http://www.kankanbou.com/books/novel/0605

2024/02/01

モルク

6話の短編集。1話目の「I love you Debby」やっぱり東山さんの台湾ものはいい。アメリカ生まれの娘を連れ台湾の叔父の80才の誕生祝いに行く。叔父は亡き兄の子である主人公を育て独身を通した。叔父と父の関係、そしてふて腐れる現代娘との関係に感慨深い。2、3話目のメキシコの話も東山節炸裂。表題作を含める残り3話はコロナ禍の福岡。次第に蔓延するコロナに外出自粛、営業の制限で職を失い、自分をも見失う主人公たち。東山さんの福岡ものもとても好き。次は長編が読みたい。

2024/04/10

ずっきん

6短編。愛とウィット、キレがあるのに温かい。引き出しの多さは言うに及ばず。著者の筆はあまりにも気持ち良くてあっという間に読んでしまう。そして読み終えてしまった後の寂寥感に苛まれる。楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。寂しい。あああ、次はいつ読めるのだろう。もう認めよう。わたしは東山彰良を愛している。あなたが選ぶ言葉をひとつでも多く読みたいのだ。

2024/04/21

よんよん

よくわからないのは、自分の日常からは掛け離れていると感じるからか。台湾、メキシコを舞台にした物語は恐怖だった。

2024/03/11

rosetta

★★★✮☆ダークでもノワールでもお笑いやおふざけでもない、切なくて胸が締め付けられる方の東山さん。1部は台湾を舞台にした一編とメキシコが舞台の二編、2部は日本(福岡)の三編。一生独身で兄の家族を養ってくれた暁叔父さんとアメリカ産まれのワタシの娘、犯罪と背中合わせのメキシコで正義を語ると生き辛い。日本編では少しユーモラスな部分もありーの、コロナ騒ぎで職を失い自分の存在意義を見つめ直す登場人物たち。比喩とか言い回しとかも好きだけど、どの話も8ミリフィルムの映画の画面が似合いそうな空気感がとても好きだ

2024/03/17

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