KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

バッドカンパニー (集英社文庫)

バッドカンパニー (集英社文庫)

バッドカンパニー (集英社文庫)

作家
深町秋生
出版社
集英社
発売日
2016-01-20
ISBN
9784087454109
amazonで購入する Kindle版を購入する

バッドカンパニー (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

absinthe

面白かった!大好きな深町作品。銃撃戦あり格闘戦あり。空挺部隊出身の有働と警官出身頭脳派の柴。束ねるのは峰フジコみたいな野宮。バイオレンス炸裂!キャラの立つ3人が所狭しと暴れまくる。この3人、決して仲良しではない。普通なら仲良しにもなりたくない。でもどこか憎めない。こういう話は思いっきり暴れたほうがよく、作者もそれをわきまえてケレン味たっぷり、大げさに描いて見せた。リアリティなんて気にならないしここで求めるものではない。期待に外れて短編集だったのだが読み終えてみるとこの方が良かった。

2019/08/06

海猫

軽快に読めるアクション小説連作集。裏稼業の世界を描きながらもドキツい描写寄りでもなく、一般的なエンターテイメント性が強い。フォーマットが同じなのにマンネリにならず各話の趣向が面白いし、毎度捻りがありオチがビシリと決まることに感心した。キビキビした文章にバキッとした活劇が展開して小気味良い。美人社長のキャラがえげつないながらもカッコイイ。続編希望。あとこれはこれで楽しいがもっと味が濃い目のを読みたいので、著者の長編の方も久しぶりに手を出してみよう。

2017/11/14

サム・ミイラ

タイトルは元より各編ごとに音楽関係の言葉が並ぶがこれは傭兵物である。いや正しくは人材派遣会社だが。美人社長野宮綾子と荒事担当の有道そして頭脳担当の柴の三人で物語は進む。この構図は「ハロー張りネズミ」だし有道が借金のため押し付けられる仕事から抜けられないのは「ベイビードライバー」みたい。野宮社長と有道のどこか笑える関係はコミックの傑作「ドライヴ」を彷彿。とにかく日本国内でこれほど激しい戦闘なんてと思うが妙にリアルでもある。そこがもぐら等とは違う点。スカッとすること間違いなしの異色作。こういうの大好き!(笑)

2018/02/17

サクサク読める痛快なアクションエンタメ。それぞれキャラがハッキリしているしストーリーのテンポもイイ。ハリウッド映画を観ているようで面白かった

2020/05/30

Yunemo

初めての著者作品。クールでイカレタ、経歴不詳の女社長、経営する人材派遣会社、まずはこの設定が斬新で惹かれます。深く考えずに与えられた設定の中で十分に楽しめます。義は正義なり、何てかたばらないところが。あるのは金、こう言い切ってるのが、外見とのミスマッチで興味を持たせます。この世界、いろんな専門家がいるもんだ、これも楽しみの一つ。悪をもって悪を制する、この感覚とは全く違う展開に、面白み倍増。ただ如何せん、連作短編ごとの表題がなかなか理解できずに。読了後、成程と一人納得。この素材、今後の生かし方に興味尽きず。

2016/02/07

感想・レビューをもっと見る