KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)のおすすめレビュー

死刑囚の看守を通して描く「罪を犯す側と踏みとどまる側の境界線」。衝動と理性のはざまで揺れる中村文則の長編小説

死刑囚の看守を通して描く「罪を犯す側と踏みとどまる側の境界線」。衝動と理性のはざまで揺れる中村文則の長編小説

テレビや新聞で犯罪者の報道を見るたび、その人たちと自分との境界線はどこにあるのだろう、と考える。なぜ、こんなことを。そう思う一方で、私も何かがほんの少し違っていたら、“あちら側”だっただろうとも思う。 “あちら側”と“こちら側”。その境界線は、ひ…

もっと見る