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絶声

絶声

絶声

作家
下村敦史
出版社
集英社
発売日
2019-08-05
ISBN
9784087711851
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絶声 / 感想・レビュー

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starbro

下村 敦史は、新作中心に読んでいる作家です。高額の遺産相続を巡る骨肉の群像劇、登場人物のキャラクター設定が月並みでしたが、一気読みしました。後妻業等も絡めてもっと捻っていたら、より面白かったかも知れません。

2019/08/18

しんたろー

癌を患う偏屈な大物相場師、遺産を狙う狡猾な長男、傲慢な長女、後妻との間に出来た次男、訳アリ家政婦、次男絡みの借金取り、真面目な家裁相談員、A子という仮名の謎の女…ほぼ8人で進行する舞台劇のようなミステリは「失踪宣告に関する法律」と「ブログの告白」の二本柱を巧く使って巧妙に構築されている。ただ、人物描写やA子の行動原理に軽薄さや疑問を感じるのが残念。従来の「熱い社会派」を期待するファンには物足りないだろうが、トリックものとしては及第点の出来だと思う。下村さんの既刊作は制覇したので、今後も意欲作を期待したい♬

2019/11/12

旅するランナー

遺産相続・失踪宣言をめぐる、兄・姉・異母弟の心理・確執・駆引きを見事に描いたミステリー。末期がんのまま行方をくらませた父親が更新する、人生の後悔を吐露するブログ。生きているのか? 誰が書いているのか? 真実が書かれているのか? 途中から加わるヤクザっぽい相葉による策略がいいアクセントになり、面白い読み物になってます。A子に無理があるような気が絶対しますが、ブログの絶妙な秘密と父が残した絶声(最後の仕掛け)に「やられたぁ~!」って絶叫しちゃいます。

2019/10/04

のりオバ

紀伊國屋で購入📚 下村先生は好きな先生だったので、ワクワクしながら読みました。末期の癌で行方不明の父のブログが更新されたことから、遺産相続人たちの人民裁判が繰り広げられる。嫉妬などを盛り込んでいるのですが今ひとつ盛り上がりに欠けた作品になっちゃってました。もっと驚くようなキャストがもう一人いたらなぁ・・・とワガママな一言を心の中でつぶやいてます🥰

2019/08/23

導入部分で思いっきり引き込まれた。莫大な遺産を巡って登場人物みんなが醜い。イヤな感じだけどトリックや策略なんかは読み応えがあった

2019/11/18

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