白医 (講談社文庫)
白医 (講談社文庫) / 感想・レビュー
よっち
末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎。悲鳴をあげる命を前に、懊悩する医師がたどり着いた安楽死をテーマに描く医療ミステリ。証人席からの悲痛な声にも一向に口を開こうとはしない神崎が行ったとされるホスピスの3件の不審死。延看護師の苦悩、命を望まれない患者、告発した医師、もう一つの告白など、それぞれの側面から描かれる事情と意外な真相、そしてホスピタルケアで直面する葛藤を浮き彫りにしていて、なかなか重い命題に意外な答えを提示してみせた結末がまた印象的な物語になっていました。
2024/04/15
ドットジェピー
とても考えさせられました
2024/04/18
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