児童福祉の専門家が性犯罪の加害者に!? “正しさ”が乱立する矛盾だらけの現代を揺さぶる、衝撃作! 本書『フィールダー』(古谷田奈月/集英社)は、読み手の足元がぐらつく小説である。 総合出版社・立象社の社会派オピニオン誌の編集者である主人公・橘泰介は、担当である児童福祉の専門家、黒岩文子が女児に対し、性的加害しているという噂を社内の週刊誌… もっと見る