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見憶えのある場所

見憶えのある場所

見憶えのある場所

作家
安達千夏
出版社
集英社
発売日
2007-02-05
ISBN
9784087748383
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見憶えのある場所 / 感想・レビュー

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橘 由芽

母親は狂っているが、それを見て見ぬフリする父親もやっぱりヘン。いつだって犠牲になるのは子供。「あなたのために」は私のためにだし、「あなたのせいで」は自分で責任を取ることのできない子供のセリフ。どこの親も「自分は一生懸命やっている。間違ってない」と何かが起こるまでその過ちに気づくことができない。そうして積み重なった時間は、残念ながら決してやり直すことのできないものだ。蒔いた種は刈り取らなければならない。良い種も。悪い種も。一体、まともな家庭ってあるのかな、と思う。

2018/01/24

ブルームーン

何かが壊れてしまった母親によって崩壊する家族、そんな母親に育てられた娘自身の育児にも影響していく・・・。何だか理解しがたい狂った話だった。文字多めで途切れなくて、読みづらかった。この家族のその後が気になる。

2013/12/06

あめゆじゅ

家族の難しさとか、女の生き方とか、勝ち負けとか、個々の価値観で幸も不幸もあっという間に姿を変えるものなんだと思う。生きるのが簡単じゃない人たちは一定数存在するんだと実感した。

2019/01/19

家族という業と呪い。束縛とは心から来るものなのか、それともまた別なものなのか。書かれた時期がそうした家族という関係性を再考させる時期だったんでしょうかね? 重く苦しい中でも、その重さを精算できる人間のお話。でも持ち家と土地を売っぱらうのは少しもったいない(けども、それが檻なのだから云々)。

2022/11/02

読生

https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/4087748383

2021/12/24

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