森へいく
森へいく / 感想・レビュー
emi
その森は、どこか外国にあるような。森へいくのは、赤い靴の女の子。家を出よう。そして森へやってきた。見開き2ページのイラストと、3行の短く韻を踏む詩のような言葉に導かれ、どんどん森の中へ。森の中で見たもの。感じたこと。迷っているわけじゃないの、強がっているだけ。そんな女の子の声が聞こえてきそう…。平澤まりこさんの絵が、この世界観を素敵に、そして微かな怖さを孕んで飾りつけています。森は昼と夜では、別世界だから。鮮やかだけど光度が足りない。おそらく旅人だから書けた、孤(個)の絵本ではないかと思いました。
2015/10/08
Kikuyo
擬音で韻を踏んでいくもの ラストで「いのり」でまとめられているのが印象的で、時おり訪れる無音のページの静寂も効果的。小さな本で プレゼントにもいいですね。
2017/06/21
みさどん
イラストがとても素敵。差し色も効果的で、絵があっての詩のよう。文字のないページのイラストにとりわけ引かれた。詩の内容に起承転結があって、それもよかった。奥行きのあるイラストが描けるっていいなあ。
2021/02/05
☆すずか☆fighters!o(`^´*)
なんて素敵な本。言葉のリズムもとても心地好い。朝、開放的な気持ちで出かける主人公。しかし、夜になると不気味な雰囲気にだんだんと不安。そして後悔?でも心地の好い朝はすぐにやってくる。。。この本を閉じて誰に会いたくなりましたか?私は。。。
2017/08/26
rin
★★★★★…大人のための絵本。語感、リズムがとても心地良い。朝の清々しさ、何処へでも行ける自由、森の空気、ひとりの寂しさ、帰る場所があるという安心感。短い文と、繊細な挿絵。一回目は言葉を味わい、二回目は絵を味わう、3回目は余白を味わう。そんな風に何度も繰り返して読みたい本。プレゼントにもおすすめ。
2013/10/31
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