ベルサイユのばら 完全版 全巻セット (ベルサイユのばら 完全版) (集英社ガールズコミックス)

井月　奎（いづき　けい）

映画化に伴う展覧会に行くために再読通読しました。マリー・アントワネットの幼稚さにもつながる純粋さと気高さが悲劇を招きます。栄華の光が強烈であればあるほど、その影に沈んでいった民衆の怒りと悲しみは底なしの様相をみせて、マリーをも引きずりこみました。マリーを通してフランスを思うオスカルはマリーとフランスが尊厳をまもるために、それを願いつつフランス王国に刃をむけて、散りゆきます。涙なくして読めない物語、愛、尊敬、尊厳に想いを馳せさせる物語です。

2022/10/08

入江

４０代のオッサンである自分がハマるとは思いもよらなかった。アチラコチラに三角関係が発生して竜巻みたいな吸引力！　歴史の濁流に押し流されて…。 マリー・アントワネットの最期がどうなるか程度の知識はありましたので、自分がお側にいたら？ という空想をしながら読み進めました。王妃がああいう人だとして、あの状況なら、意見できないよなあ。 ああ、オスカル・フランソワさまにお仕えしたいなあ。「マドモアゼル」って呼びかけ引っぱたかれたら、いけないいけない。 私の心の中に、少年と乙女心が同居していたとは、知らなかった。

2022/05/21

苺***

フランスの歴史に興味を持つきっかけを作ってくれた名作。母に本当にあった事だと教えられてから図書館に行っていろいろ調べた事が良い思い出。オスカルが実在しなかったのは残念だけど、フランス革命やアントワネットの故郷オーストリアにも興味を持つことが出来た。何かがきっかけで興味を持ち、調べ、知識を広げてくれる、そんな何かが誰にでもあると思う。私の人生に大きな影響を与えてくれた「ベルサイユのばら」。まだ読んだことのない方に是非お薦めしたいです。

あいちょ。

『人生で影響を受けた本100冊』登録。 中学の図書室にあったおかげで、フランス革命はめっちゃ覚えた。

2020/03/19

いわき

初めて通して読んだ。感嘆詞が「お！」だったり、愛がえらい深かったり、時代は感じるが、一気に読んだ。アンドレのような男に愛されたい！！

2019/09/01