白いサテンのリボン (YOUNG YOUコミックス)
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白いサテンのリボン (YOUNG YOUコミックス) / 感想・レビュー
リッツ
再読。繊細な砂糖菓子に差し込まれるナイフ、やさしい眼差しと残酷な台詞、舌の上に苦みを残し、サラサラと思い出をこぼしながら時間は流れる。胸に残る痛みは陶酔感を伴い暫しぼんやりとしてしまう、すごいな~、大好きな一冊です。
2019/02/16
小鈴
アリスにお願い、白いサテンのリボン、キララのキを岩館真理子の心理ミステリー三部作と勝手に命名している。どの作品も「少女」の残酷さをテーマにしているんだけど、今振り替えると、この「少女」にしかない残酷さという表現は80~90年に存在し、消えたものだ。少女心理ミステリーの大御所大島弓子、岩館真理子以降は「分かりにくい少女」は消えた。少女の残酷さとは意図したものではない結果(無意識で意図していたのかもという煩悶)、その残酷さによって少女である資格を失う。大人になる。白いサテンのリボンは分かりやすい。
2018/10/01
みのにゃー
処分前の再読。少女誌からヤングユーに移り、描きたいことをのびのび描いてる印象。ミステリーテイスト。
2018/03/09
猫大福
点と点が線で繋がり、虚と実が入り混じり…そして暗転。心の底がひんやり冷たくなるような短編集。
2019/09/22
水蓮
再読。
2009/04/26
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