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あの金で何が買えたか: バブル・ファンタジー

あの金で何が買えたか: バブル・ファンタジー

あの金で何が買えたか: バブル・ファンタジー

作家
村上龍
はまのゆか
出版社
小学館
発売日
1999-07-01
ISBN
9784093793926
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あの金で何が買えたか: バブル・ファンタジー / 感想・レビュー

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プル

1999年出版本。日本の銀行に、公的資金がこんなにも使われたのかと驚く金額。その頃から言われていたけれど、一般市民には、何にも利益をもたらさず、のうのうと銀行員はそのままのサラリーをもらえていいよね、我々より、利回りもいいんでしょう?的な陰口をたたかれていた。それに対し、その金額は、何に相当するのか簡単なざっくりとした試算(特定の障害のある人が何人助かるか等)をして対比させている。今は円安で物価高。ここにある金額以上の値段がつくのだろう。世の中のお金持ちさん、不条理な障害を取り除いてください。

2023/09/18

葉っぱ

大手銀行への何千億円もの公的資金投入額や負債額の金で一体どんなものを買ったり出来たりするかをなんとなく簡単に解説してくれる本。15年くらい前の本のようなので今とは少し違ってるのかもしれないけども。あまりにもすごい金額なので読んでてお腹一杯な気分になるけど、勉強になった

2014/05/14

きらきら♂

20世紀末ロールスロイス社が950億円で売却されたそうだ。著者は1000億円に満たない額でロールスロイス社の全てが買えるという事実を知り、それではバブル後に金融機関の救済に投入された数十兆円という天文学的な金額で何が買えたのかを紹介する事で、私達にその金額のすごさと言うものを身近に想像させてくれた。そしてその責任者達が刑事罰にも問われる事もなくいるという事も指摘している。そしてもし巨悪が存在するとしたら、彼らに一番の脅威となるのは、大衆が事実を「知る」という事だと述べている。是非お勧めしたい絵本だ。

2013/01/03

cray358

あることをやる為の費用とバブルがはじけて発生した費用を比べている本。発想はすごく好き。ただしバブルの話になるので今とはかなり費用が違うのではないかと感じた。これをもう一回現代バージョンで書いてくれたら迷わず買う。

2014/07/15

TomoYah!!!

著者いわく、”もっとも大切なのは「知る」ということである。どこまでわかっていて。どこがわかっていないのかを、知ること。実感として、何かを「知る」と、わたしたちはそのことについて考え始める。” この絵本は巨大な数字を引き合いに「考える」きっかけを与えてくれる。

2012/03/24

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