夏の果て
夏の果て / 感想・レビュー
MJ
去る7月31日に急逝した岡康道氏の自叙伝的小説。日本の高度経済成長期に生まれ、テレビCMの黄金期にクリエイターとして活躍する主人公が、父親の葬儀のため、8年振りの休暇を取り、菩提寺の山門にたたずむシーンから小説は始まる。主人公吉田秀一の名前は電通第四代社長吉田秀雄へのオマージュ?高校の同級生「若松」はコラムニストの小田嶋隆?当時のカルチャー、時代を支配する空気に強烈な郷愁を感じた。ご冥福をお祈り致します。
2020/08/19
007
★★★☆☆ 誰もが目にしたことがあるだろうCMを多数手がけた元電通マンの赤裸々な手記。19歳の時に父が5億もの借金を踏み倒して失踪。自分の身に起きたことなのに、どこか客観的でジタバタしないのがこの方の凄いところ。幼少時から浮き沈みの多い環境だったゆえか?常に父の影を引きずっていて、バブル最盛期の業界にいても華やかさとは一線を画していたように感じた。
2013/11/14
ひろ☆
元電通トップクリエーターの自伝的小説。電通入社後の話は面白かった。
2013/11/17
かずぴー
早稲田から電通から独立した人の自伝ぽい小説。本を書くのって難しいけど、誰でも1つの本は書ける。そうです、自伝です。自分の事は誰よりも詳しいもん。
2014/12/06
まり
面白かった。俯瞰で見る。
2013/11/13
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