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if: サヨナラが言えない理由

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if: サヨナラが言えない理由

作家
垣谷美雨
出版社
小学館
発売日
2014-11-11
ISBN
9784093863858
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if: サヨナラが言えない理由 / 感想・レビュー

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Yunemo

末期がん患者4人の死に至るための生きた証の確認、真のヒューマンドラマと位置付けて、共感しながら読了。でも何だか、読了後の感覚が何とはなしの引っ掛かり。もしかして、「if」って、「たら、れば」の世界?生前の生き方に誰もが、いや、自身だけかもしれませんが、満足して・安心して、られますか。最後の時を迎えるにあたって、人生の岐路にもう一度立ってやり直してどうする。自分で選んで、自分で生きた道、後悔はあるにしろ、それが自分だった。けっしてあきらめの境地ではなく、そんな思いがひしひしと。ちょっと感覚が違って真に読了。

2014/11/24

zero1

誰もが【もし、あの時の選択が・・・】を振り返る?その聴診器を使えば患者の声が聞こえドアから【選ばなかった人生】を見える。33歳の内科医ルミ子は【患者の気持ちが分からない】。ある日、聴診器を拾う。時に因果律は人を重い運命に叩き込む。では、別な人生はバラ色なのか?それを本書は描いている。説明が多く、エピローグはご都合主義。他の作品と比較しても踏み込みが足りない。しかしこの作家が挑戦していることはわかる一冊。末期がんでなくても人生を振り返ることは大切。あなたにとって【もうひとつの人生】は何?後悔している?

2020/01/06

風眠

後悔のない人間なんて、いるだろうか?明日死ぬかもしれないって意識しながら、さて何人の人間が今を過ごしているだろう。末期癌患者がそれぞれ抱える事情。母は大女優、芸能界を諦められない女性。もうじき死ぬのに、金の話しかしない妻に戸惑う夫。結婚に反対したせいで40代半ばを過ぎた今も娘が独身でいる事に後悔する母親。中学の時「爽子」を巡る事件で、失踪した友達の代わりに自分が罪をかぶるべきだったと悔やむ男。患者の心の声が聞こえる聴診器を通して、医者は、患者は、自分自身と向かい合う。人生とは何かを、ふんわりと描いた物語。

2015/02/25

ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。患者の心の声が聞こえる聴診器でその患者の悔いの残っている人生をやり直せたらどうなる?っていう話。イイ感じの終わり方だった。

2016/02/13

barabara

かな〜りファンタジックな内容で、著者のファンとしては些かがっかり。とって付けたような物語で、著者らしさが全く感じられなかった。魔法使いならその持ち味をもっと生かして欲しかった。ワンパターンで心を打たれなかったな。ライトノベルのような薄い仕上がり。完

2014/12/01

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