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原之内菊子の憂鬱なインタビュー

原之内菊子の憂鬱なインタビュー

原之内菊子の憂鬱なインタビュー

作家
大山淳子
出版社
小学館
発売日
2017-01-16
ISBN
9784093864626
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原之内菊子の憂鬱なインタビュー / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

最後のインタビューでイイ感じに終わります。なぜかばあちゃんとか糸子さんとかのサブキャラの方が好きになってしまった・・・。

2017/02/21

みかん🍊

おたふく顔の菊子さんは目を合わせるとつい本音を話してしまうという特殊能力を持っていた、弱小編プロの三巴企画の社長はイタンビュアーにスカウトすると相手は相づちを打っているだけで自分語りを始めてしまう。話終えた人はスッキリした顔で去って行く、話すという事は部屋を片付ける作業と似ている、とっちらかった思い出を話す事でひとつひとつしまわれていくのかもしれない。自分の居場所を見つけた菊子さんの活躍は続く。

2017/04/03

ダミアン4号

物言わぬは腹膨るる業ナリ…本音を胸の内にしまったまま笑顔でインタビューに応じる…著名人ともなればそれが当たり前なんでしょうなぁ…辛いよね…この物語を読み終え、改めてタイトルを見る「“原之内菊子の憂鬱な…”そっか!“腹の中、聞く子”ね(笑)」と今頃か!っていうレベルで納得(笑)私も彼女の目を見たら墓まで持って行くぞ!と誓ったアレやコレ…止めどなく喋ってしまうんだろうな(笑)テンポ良く進むストーリー、登場人物達がとても魅力的です。三巴企画シリーズ=このメンバーで続編が出来ないかなぁとかなり期待しています(笑)

2017/05/12

ぶんこ

原之内菊子が(腹の内を聞く子)だったと、他の方の感想を拝見して解るとは、鈍すぎた。もっとも、こういった命名方法は苦手なので、知らずに読んで正解でした。目を見ると何でも話したくなってしまうとは、凄い能力と思っていましたが、クニお祖母さんの「そんな血筋はない。人を信じることが出来るから、人は話すんだ」と読んで、目から鱗。自分を信じてはいないのだろうなというのは伝わりますし、そう思っている人には身構えてしまいます。戸部さんやキリさん、糸子さん、そして浜田山さんと脇役の人々がいい味出してました。

2017/02/25

Ikutan

典型的なおたふく顔の菊子には特殊な能力がある。彼女を見ると、誰もが自分語りをしたくなってしまうのだ。そんな能力に目をつけたのが、小さな編集プロダクション会社の社長、戸部。この会社、社員は東大出の童話オタク、桐谷のみ。かくして契約社員として、菊子のインタビュアーの日々が始まった。個性豊かなキャラが魅力の大山さん。昭和全開の戸部。ちょっとマザコンの桐谷。挑んだのは危険なやくざの世界。組長の趣味の謎。菊子が聞く子になった経緯。彼女の想い。ユーモアのあるテンポのいい文章で読みやすい。ラストにニンマリ。面白かった。

2017/02/02

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