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スクリーンが待っている

スクリーンが待っている

スクリーンが待っている

作家
西川美和
出版社
小学館
発売日
2021-01-15
ISBN
9784093888080
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スクリーンが待っている / 感想・レビュー

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のぶ

西川さんの新作映画「すばらしき世界」の制作過程を綴ったものに後半一部は他誌に寄せたエッセイに、「夢十夜風の夢日誌」と短編小説一篇を集めたもの。自分としての白眉は新作の制作のエピソード。西川さんは映画でも著者でも優れている多才な人なので、内容は充実したものだった。原作は佐木隆三氏の「身分帳」。取材からキャスティング。コロナ禍で撮影の苦労。どれも読んでいてとても興味深いものだった。映画は2月11日に公開だという事なので、必ず観に行きたいと思う。役所広司はじめ、仲野太賀、長澤まさみの演技が楽しみだ。

2021/02/06

なゆ

映画『すばらしき世界』はどうしても観たかったので、上映最終週に滑り込みで観てきた。映画を観るだけでもしみじみといろんな思いが胸に沁みるが、この本を読むともっと味わい深くなる。絶版書の原作『身分帳』との「こんな面白いものが世の中に埋もれているのは、災難だ」と思ってしまった出会いからの、メイキング映像ならぬ制作過程エッセイみたいな。特に作品の内面の噛み砕き方がすごいんだな、西川さんは。ほんのちょっとの役の人たちにも温かい眼差しで。役所広司さんも仲野太賀くんも、素晴らしく良かった。また観たくなってしまう!

2021/04/15

@nk

涙を枯らし観た映画「すばらしき世界」の製作裏を知れたらいいな、という気持ちで読み始めたけれど、西川美和という人の様を知ることになった。そしてそれは、また1つの大きな出会いとなったように思う。彼女は直木賞候補にノミネートされることからも、映画監督である以前に物書きなんだろう。とても秀逸な語彙や表現が、本書には散りばめられており、単に読んでいて心地よかった。勿論、映画の製作裏も知れ、更には映画の奥深くまでをも知ることができ、とても興味深かった。是非とももう一度「すばらしき世界」を観に行きたい。⇒

2021/03/29

愛玉子

映画『すばらしき世界』を観ずに読みました。コロナで不自由な環境になりつつも、取材や制作現場の臨場感あふれる裏話を切れ味の良い文章で綴ったエッセイ。途中まで「俳優のYさん」と書いてあったり色々伏せてあるのであれ?と思いましたが、連載当時はまだ秘密だったからなのね。俳優Yさんの台詞チェックは凄いな!さすが。チェブラーシカやネチネチモッくんには思わず笑う。「居もしない母ちゃんより、自分の人生だろ。私が介錯をしてやるから、次へ進めよ。」なんてカッコいいの!笑ってしんみりしてまた笑う「花」が特に印象に残りました。

2021/03/17

竹園和明

西川美和監督が初めて他人の小説を題材にメガホンを取った『すばらしき世界』のメイキング本的作品。写真等はなく、企画から製作までの過程を綴った雑誌への寄稿文が主になっている。コロナという未知の敵との闘いの中、役者やスタッフへの気遣い、主役の役所広司氏、最後まで出演交渉した八千草薫さんへの造詣、インドネシアの技能実習生らとの交流(彼らは映画にも出演)等どの話題も面白く、エッセイとしても秀逸!。映画監督業だけでなく読み手を惹きつける文章も巧み。西川美和監督は人としての温かみに満ちた、凄く魅力的な人だと思う。

2021/01/27

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