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池上彰の世界の見方 北欧: 幸せな国々に迫るロシアの影

池上彰の世界の見方 北欧: 幸せな国々に迫るロシアの影

池上彰の世界の見方 北欧: 幸せな国々に迫るロシアの影

作家
池上彰
出版社
小学館
発売日
2023-07-31
ISBN
9784093891189
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池上彰の世界の見方 北欧: 幸せな国々に迫るロシアの影 / 感想・レビュー

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kawa

池上先生の北欧講義。フィンランド、スウェーデン、デンマーク(自治領グリーンランドを含む)、ノルウェー、アイスランド。自然や気候は厳しいが、比較的経済力があり、高福祉高負担が特徴の各国の歴史や地政上(ロシアに隣接)の問題がコンパクトに語られ参考になる。環境活動家グレタさん(スウエーデン)の活躍に見られるように、女性や若者の社会での活躍が著しいのは、若い人の政治活動を大人たちが後押しする社会的雰囲気が醸成されていることが原因のようだ。北欧の好いとこ取りで右往左往の騒がし国にとってはそこから見習うべきかも。

2023/09/05

33 kouch

バイキング、デンマークの覇権、カルマル同盟と一時期は覇権を争った北欧諸国。しかし現在は外よりも内需を極め模範となるような平和な福祉国家に成長を遂げている。ただ本書でそれなりの苦労を背負っていることも理解できた。北欧を通して欧米や露、日本を眺めると違った見方が出来て良かった。その歴史や地政学上、欧米アジアがどうしても真似しにくい部分も多そう。北欧はその寒さと位置からの攻められにくさ、豊かな漁場、鉱物資源、少ない人口という利点を上手く活かしている。また同じ北欧でも各国で結構個性があることも理解できた。

2023/11/10

23年6月。フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランドの5か国。イメージとしては高福祉高負担、ほかに男女格差(の低さ)や幸福度ランキングで上位(日本は先進国中最低)というところか。歴史が長く、同君連合や独立あり、ソ連やドイツとの戦争ありと紆余曲折を経て現在の形がある。教育、社会福祉、クオータ制、高い投票率(80%以上)、30代の女性首相誕生の背景、核のゴミ処分場建設に見る合理的精神など、個別の話は本書を読んでもらうとして、仕組みを作って意識を変えていくのは日本でもできるはず。

2023/08/25

mintia

北欧に対する幻想があったが、実情を知れてよかった。日本には良いニュースだけしか入ってこないが、日本ほどではないが問題もありそうだ。人口が日本ぐらいであれば参考になるが、北欧の少ない人口で受け入れられるシステムが日本には通用しそうもない。

2023/11/07

なななな

素直に、良い本だと思いました。みんなが読むべきで、北欧との違いや、何か導入できないかとみんながまじめに考えて欲しいと思いました。

2024/03/28

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