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ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集 (小学館文庫 も 24-2)

ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集 (小学館文庫 も 24-2)

ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集 (小学館文庫 も 24-2)

作家
森見登美彦
出版社
小学館
発売日
2019-11-06
ISBN
9784094067071
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ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集 (小学館文庫 も 24-2) / 感想・レビュー

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chiru

すごくおもしろかった!! 作家さんがどうやって名作を生むのか、どんな着想で書くのかを、対談の形式で語ってくれる。対談のほとんどに、森見さんの京都愛があふれてる感じ。綿矢りささんとの怪談で盛り上がる様子がとくにおもしろいです。本上まなみさんの回は、森見さんが本上さんをどれだけ好きかわかるようで可愛い。森見さんの世界観は、だめだめな男子×迷いこむ不思議な世界=ノスタルジー…かな? 森見さんの作品をもっと読みたくなる一冊でした! ★4

2020/02/06

buchipanda3

はじめにやおわりにの文を読むと森見さんの人となりが伝わってくる。真面目な人だなあと。対談からも丁寧な受け答えで更にその感を強くした。なので辻村深月さんとの対談で、二人とも自分の「マジメさ」に手こずっているのではという森見さん自身のコメントに思わず納得。それでも作家同士の対談は、ポロッと素の悩みとか本音が出ていたと思う。伊坂さんとの対談で締め切りパンク状態の話を読むとかなり大変だったのが分かる。万城目さんとはきゃっきゃ、きゃっきゃ(伊坂氏曰く)。京都を描く時のこだわりの話を思い出しながら未読本を読みたい。

2020/05/18

あきぽん

森見氏vsいろんな人の対談集。vs伊坂幸太郎氏が圧倒的に面白かったです。伊坂氏の背中を追ってきた森見氏と、後輩の才能に嫉妬する伊坂氏の、丁々発止の文学論。森見氏の作風は、実は万城目学氏ではなく伊坂氏と似ているという、今さらながらの発見がありました。

2020/09/19

佐々陽太朗(K.Tsubota)

伊坂幸太郎氏、辻村深月氏との対談が加わっている。豪華なおまけである。装画がカメントツ氏になり番外編として登美彦氏インタビューが「カメントツの漫画ならず道」として漫画になっている。これにより登美彦氏が腐れ大学生を続け切らなかった理由が明らかになった。それは「逃げ」ではないかというカメントツ氏のスルドイ指摘に対し、登美彦氏は曰う。「読者が不幸になっても幸せになりたい・・・」と。本音を言えば私も腐れ大学生ものを書いて欲しかった。しかしおまけに免じて登美彦氏には「死んでも腐れ大学生ものを書け!」とはいわずにおく。

2019/11/30

ゆいきち

森見さんの人柄の良さが垣間見られる対談集です。上品な気質やおっとりしている所やちょっと天然っぽい面白さが伝わってきて、もっともっと好きになりました。特に伊坂さんとの対談なんて、終始ドキドキでした。大好きな人同士が、大好きな作品たちについてお話している…こんな幸せなことってない!その様子を想像してニヤニヤが止まりませんでした。どなたにも同じ姿勢で接する森見さん、自分の作品をまるで息子や娘のように語る森見さん、奥様の話を幸せそうに語る森見さん…色々な森見さんを知れて本当に幸せです。対談集2も待っています!笑

2020/07/07

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