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危機の読書 (小学館新書 436)

危機の読書 (小学館新書 436)

危機の読書 (小学館新書 436)

作家
佐藤優
出版社
小学館
発売日
2022-09-29
ISBN
9784098254361
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危機の読書 (小学館新書 436) / 感想・レビュー

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KAZOO

佐藤さんによる最近の世評に合わせた本の紹介と問題点の指摘です。今までにほとんど読んだことのない本ばかりを紹介してくれて楽しみました。内村鑑三の本は読んだことがあるのですがこのような読み方はしませんでした。手嶋さんの「鳴かずのカッコウ」はインテリジェンスの話で読もうという気にさせてくれました。斎藤幸平さんの本はこれから読もうと思っています。最後には片山杜秀さんとの対談があり最近のウクライナ侵攻の日本のマスコミの評価をしていますが私もそうかなあという気がしました。

2023/04/12

Roko

GDPという目に見える評価しか認めないのが資本主義であるとしたら、そんな資本主義などもういらないと思う。シェアリングでも、物々交換でも、人々の暮らしが上手く回っていくなら、それでいいじゃないか! タダ、もしくは少額しかお金が動かなくなると、税金が取れないんだよね。だから政府が困るってことなの? 一生懸命に補助金を配りまくって、お金を使ってくださいという働きかけばかりしてGDPを増やすことしか考えていない政府のいうことなんか聞きたくない。

2023/03/20

kawa

氏の最近の数々の著書に引用される重要な知見、現下のベスト・オブ佐藤の趣き。制御が難しくなった資本主義、コロナ禍、ウクライナ問題等を受けて、人間の理性の有効性に疑問符がついた今こそ哲学や宗教的信念の出番の時代ということなのだろう。斎藤幸平『新人世の「資本論」』、伝統的マルクス主義者の主張する「生産力至上主義」をとらず「労働力商品化を止揚」すべき立ち位置にあると解説する部分は、特に刺激的。危機の時代に何らかの貢献をという志を持つ読書人に向けて佐藤氏の一人シュプレヒコールと受け取りたい。

2023/01/03

tetsu

★4 ネットを検索すれば即座にいろいろな情報が手に入る時代になりましたが、物事を深く多角的に考えるには頭の中にあらかじめ様々な知識があり、それらを結びてけることで初めて可能になると思います。 著者の頭の中には膨大な知識が詰まっているのでしょう。脳移植でもしてそのような状態で思考してみたいものですが、現在の科学技術では不可能なので読書を続け少しづつでも教養を深めていきたいと思う秋の夜です。

2022/10/27

mike

最終章の片山杜秀氏との対談は、『平成史』が好きなこともあり、非常に興味深く読んだ。ウクライナ侵攻を通して、今世界で起きている事象を分かりやすく解説されていた。 また、本編についても、共産党、インテリジェンス、マルクス等に関する章が興味深かった。

2022/12/31

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