1978年のまんが虫 (ビッグコミックス)
ジャンル
「1978年のまんが虫 (ビッグコミックス)」のおすすめレビュー
おすすめレビューをもっと見る
1978年のまんが虫 (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
細野不二彦版『まんが道』(細野が『まんが道』を意識して本作を描いていることは、タイトルや細納不二雄という主人公の名前を見れば明らか)。ただ本作は、1970年代末という限定された時代を切り取り、自身の漫画家デビューに焦点を当てることで、濃密な物語となっている。SFブームが始まっていたとはいえ、それは漫画界ではまだポピュラーではなく、そんな中、永井豪や「マンガ少年」を愛読する細納(細野)にはデビューのハードルは高い。(つづく)
2023/02/03
akihiko810/アカウント移行中
細野不二彦版『まんが道』マンガ。 78年、世はSFブーム。主人公の細納不二雄は、KO大学に通いながら、SFイラスト会社「スタジオぬえ」に出入りしながら、そこで社員に誘われ漫画家デビューする。 まんが道マンガにハズレなし、それが細野なら当然大当たり! 親友の死や父の死を目の当たりにし、現実の実力を知り自身の夢を目指す。まさに王道青春もの。「このマンガがすごい」のNo1候補作品だろう
2023/06/13
kei-zu
著者の「どっきりドクター」が少年サンデーに連載された時は、なんておもしろいマンガなんだと驚いた。次作「さすがの猿飛」はアニメ化され、その活躍は現在に及ぶ。 スタジオぬえ出身とのことでSFに造詣が深いかと思いきや、同スタジオとの関わりの発端も本書では説明される。当時を懐かしむだけでなく、がっつり描かれた個人史がなかなか重い。
2023/09/06
もえたく
『さすがの猿飛』『ギャラリーフェイク』等、あらゆる分野を描き続ける細野不二彦の『まんが道』。慶應大学時代に、高千穂遙のSF小説『クラッシャージョウ』のマンガ化という順風満帆なデビューの裏にあった鬱屈とした感情から、アル中の父やダウン症の弟の事まで赤裸々に語られていて読み応えありました。『超時空要塞マクロス』で有名な「スタジオぬえ」の裏話なども描かれていて、興味深い。是非、続編もお願いしたい。
2023/01/22
なつみかん
細野さんは、さすがの猿飛で見知って、絵柄や話が好みで全てではないけれど追いかけている方です。なもので今作も手に取ったのですが「まんが道」のような内容かなぁと思ったら、ホントに(スタジオぬえを拠点にした)そんなので面白い、これは1979年、1980年と続きはあるのだろうか?
2023/02/06
感想・レビューをもっと見る