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九条の大罪 (11) (ビッグコミックス)

九条の大罪 (11) (ビッグコミックス)

九条の大罪 (11) (ビッグコミックス)

作家
真鍋昌平
出版社
小学館
発売日
2024-02-29
ISBN
9784098626809
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「九条の大罪 (11) (ビッグコミックス)」のおすすめレビュー

半グレを守る悪徳弁護士マンガ『九条の大罪』11巻レビュー。依頼者からカネを搾り取る悪どい弁護士や、新たなヤクザも登場!?

『九条の大罪』(真鍋昌平/小学館)

※本記事には若干のネタバレを含みます。『九条の大罪』10巻までを読んでいない方は10巻までの若干のネタバレがあることをご了承ください。

 闇社会と私たちの生きる社会。何が異なるのかと聞かれると、答えに窮する。

 悪徳弁護士を軸に闇社会を描く『九条の大罪』(真鍋昌平/小学館)では、介護施設で老人を苦しめ金をせしめる半グレ、虐待を受けて育ち悪人に利用され殺人に手を染める元アダルト女優、刑期を終えて出所したものの反省の色はなく、最後は仲間だと信じた男に裏切られる殺人犯などが登場する。私たちは、街のどこかで彼らとすれ違いながらも、互いの人生を知ることなく生きていく。そう思えてならない。

 私はニュースを見て思う。「どうしてこんなに酷いことをした加害者を弁護する人がいるのだろう」。『九条の大罪』(真鍋昌平/小学館)の九条弁護士はまさに「酷いことをした加害者」でも弁護を断らない、悪徳弁護士だ。

 彼はなぜ「いつか弁護士バッジが飛ぶ」と同業者に噂され、時に自らが危険な目に遭っても、加害者の弁護を断らないのだろうか。理由は1巻の序盤に明…

2024/3/16

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九条の大罪 (11) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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なつのおすすめあにめ

ここにきて「九条」が登場人物、主人公の名前だけでなかった事が改めて提示された……。

2024/03/05

歩月るな

登場人物の言を借りれば、みんなもう覚えてないだろうけど、あの時のあの場所にいた人物、という呼び出し方ってのはなかなか良い感じ。その立場でその場所にいた人物の視点というのも。どこからともなく新たな人物が出てくるわけではなく、過去の関係者周辺絡みで、何かあったのかと思わせてくる。私もなぁ、マンガ読んでて、誰かの役になんて立てるのかねって思うと、こういう人たちのほうがやっぱり信念があって立派なんだろうな。

2024/04/06

Mr.deep

壬生が唐突に政治を語りだしたり先行き不安な展開。そんな中実にファンキーな医師一族が問いかける現代金権医療の問題に医療従事者の端くれとしてどう向き合うべきか・・・なんて殊勝なこと考えてましたけど、「ミス柏」と「ミス我孫子」って単語が出てきた瞬間すべてがぶっ飛んだ。

2024/02/29

エリオちゃん

まともな人間が一人もいない。

2024/03/28

3 新刊読了。医療をテーマにした新エピソードが始まったけど、なんか薄っぺらいな…。反社会的な世界や、底辺の景色は解像度が高くてリアルだけど、ちょっと今回はどうかな。大病院の病院長が絵に書いたようなバカで、ヤクザと繋がって未成年とSMとか…コントみたいな安直さじゃない? 医者の嫁同士のマウント合戦とかもなんか…非常に記号的な描写でリアルを感じない。九条も相変わらず何がしたいのかわからんし。ここにきて壬生をカリスマ化しだしてるのもなんかなぁ。ただの半グレじゃなく、維新志士気取りの右翼青年だったというのか?

2024/03/08

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