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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)

作家
村上春樹
出版社
新潮社
発売日
2010-04-08
ISBN
9784101001586
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ジャンル

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村上春樹作品にも影響!? ノーベル文学賞受賞ボブ・ディランの“文芸処女作”『タランチュラ』とは?

『タランチュラ』 (ボブ・ディラン:著、片岡義男:訳/KADOKAWA)

ミュージシャンのボブ・ディランが2016年「ノーベル文学賞」を受賞した。受賞理由は「アメリカ音楽の伝統に、新たな詩的表現を創造した」ということだが、ディランが1971年に文芸処女作『Tarantula』を出版しているのをご存じだろうか。(※翻訳本『タランチュラ』が出版されたのは1973年)

本書は「銃たち、罰せられざる鷹のマウスブックとギャッシュキャット」というタイトルの物語から始まるのだが、その出だしはこうだ。 アリーサ/神と男とについてうたうジューク・ボックスの結晶のようなこの女王は酒がまわって血が酒にかわってしまったような傷のなかに拡散していき甘い音の波に心をとめるようにしようとし、クリップルになりながら、おお、あの偉大な黄金郷に歓迎の声をあげる、よろめき傷ついた自分だけの神、しかし彼女はできない、あなたがついていく人たちのリーダーである彼女だが、彼女にはできない、彼女にはうしろだてがない、彼女にはできない…… (※筆者註:以下改行や句点なく、散文を挟みながら文章が続く…

2016/10/17

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

エンディングには、しみじみとした寂寥感と、何とも言えない感動が味わえるのだが、その一方で方法的な疑問もまた残る。そもそも「ワンダーランド」の基本的な枠組みであったはずの『組織』と『工場』の対立構造は、いつの間にか雲散霧消してしまっているし、それ以外にも積み残された事柄は多い。物語としての完結性にはそうした不満を残しつつも、最後の章の「世界の終り」の痛切な非在の感覚は捨てがたいと思う。

2012/05/25

ミカママ

【何度目かの再読】春樹さまの作品では、必ず主人公が、私の理想の男性にダブります。チノパンが似合って、計算が得意で、幅広い音楽に通じていて、そして「よくわからないな」が口癖の。しかしアレだね、やっぱり春樹さまは天才、もしくは巨匠。文学界の「手塚治虫先生」だね。私にとって、読み終わってまたすぐに読み返したくなる、数少ない作品の一つ。ブランデンブルク協奏曲を聴きながら読了。

2016/01/09

遥かなる想い

村上春樹ワールド健在だが、後半の展開には正直ついていけなかった。影と森と人生の終わり、同時並行的に進む話で何を描こうとしていたのか..面白いことは面白いのだが・・

2010/07/19

mura_海竜

コットンさんの紹介で。面白い。ありがとうございました。これで先月のページ数・冊数・一日当たりのページ数を超えそう。結構、電気回路図が出てきたり理系向き?博士がことの説明を本当は専門的に深くしゃべりたいのに、でも、抑制効かずに専門的にしゃべり過ぎて、何度も自己を抑えるシーンやジャンクションが切り替わってしまうトリガーが、何故、「天然葡萄ジュースの匂い」なのか、電車で笑いをこらえるのに大変でした。天才といわれる人は面白い人が多いのでしょうか。突然出てくる外苑前と青山1丁目、銀座線。著者の他の本も読んでみます。

2013/09/30

抹茶モナカ

高校生時代以来の再読。内閉時代の村上春樹さんの作品。最近の作品と比べると、粗さもあったけど、読み終えた時に、ストンと腑に落ちる感じは、僕にとって、この作品は特別。ボブ・ディランなんて、高校生時代は聴かなかったけど、最近のノーベル文学賞受賞で聴くようになり、小説内に登場した曲を聴きながら、読んだ。内面世界は、僕の場合、破綻しているんだろうな、と思った。

2017/09/09

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