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夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)

夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)

夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫)

作家
町田そのこ
出版社
新潮社
発売日
2021-03-27
ISBN
9784101027418
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夜空に泳ぐチョコレートグラミー (新潮文庫) / 感想・レビュー

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のいじぃ

読了。小さな町で生きていく人たち、目の前の世界を受け入れていく人たちの短編連作集。表紙に惹かれて購入。R18文学って何だと思いつつ、数カ所、直接的な表現があるだけで、他の女性作家が描く一般のものとの違いが分からなかった。内容も初めて触れる人、感性豊かに共感できる人には良いのかもしれないけれど、個人的には目新しさを感じることもなく、先に「コンビニ兄弟」を読んでしまっていたので似たような話だな、と。作者は「この層」に何かしら思い入れでもあるのだろうか。クラスの女子達も「いかにも」的。とりあえず、野良は逞しい。

2021/06/20

ニカ

あとがきにもあるが、それぞれの章の出だしが美しく、引き込まれる。逆に物語の内容はどれも心の中を抉られる様な、痛々しくて、切なくて、悲しいものが多かったが、最後に希望が残る様な終わり方が殆どでホッとした。

2021/07/28

future4227

町田そのこさんのデビュー作となる連作短編集。それぞれの話の登場人物が他の話に絡んできたり、繋がっていたりで、あっ、この人あの時の彼だったのかとか、思わず再会の喜びを感じてしまう。ミニどんでん返しみたいなオチもあって、ちょっとしたサプライズも。町田さんの文章は描写が美しくて優しい。DVでできた青あざでさえも美しく表現してしまう。ただ、登場人物の多くがキレやすい人だったり、暴力的だったり、背負っているものが重い人ばかり。ラストも望んでいるようには終わってくれず、味わいはあるけどなんかスカッとしない。

2021/08/10

あきら

一つ一つの短編が交錯して物語が作られていく。思わずページを何度もめくり戻してしまいました。 短編のはじまりの一文がすべて素敵で、一瞬で興味を持っていかれました。面白かった。

2021/04/03

射手座の天使あきちゃん

「おぎゃあ」と生まれ落ちた環境の違いでその子の人生は半分決まったようなもの… 『人間は法の下にみな平等で…』なんて世迷言を真に受けて頑張る子供も少なくなったと思いますが、この本の中には健気に生きる少年少女が居るんです! 啓太、負けるな! 晴子、突き進め♪ 似合わないけど小説読んで久々に瞼を濡らしました <(^_^;

2021/12/18

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