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妖精配給会社 (新潮文庫)

妖精配給会社 (新潮文庫)

妖精配給会社 (新潮文庫)

作家
星新一
出版社
新潮社
発売日
1976-11-30
ISBN
9784101098098
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妖精配給会社 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

坊主が坊やだった2年前、星新一さんのお話が好きになってくれてね。丁度その頃、儂も読書メーターを始めて居てね。新潮文庫のプレミアムカバー版が出たら買う事にしていました。坊主も喜ぶのでね( ¨̮ )。いつまで付き合ってくれるのかも気になる所ですが。 「驚異的な効果、科学の勝利……」「ご満足いただけて、ほっとしました」「しかし──」『アフターサービス』のフレーズ。このやり取りが繰り返されるのツボりました( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。それにビジネススキームも完璧です。もちろん「scheme:悪巧み、陰謀」の意ですよ。

2022/07/07

W-G

全体的にカラーに統一感があって、作品集として整っている。『おそるべき事態』『ひとつの装置』『すばらしい星』『ごきげん保険』『終末の日』辺りが好み。昔は『ひとつの装置』『終末の日』系統の話は、長い割りに目立ったオチもなく苦手でしたが、歳を経て変わるものだ。特にラストがこういう寂寥感のあるショートショートだと余韻が深くなって最高。毎日2、3話ずつ、一ヶ月近くかけて読んだが、これくらい我慢して、溜めて溜めて読み続けた方が星新一さんは楽しめます。

2016/07/24

Tetchy

「遺品」、「ごきげん保険」、「ひとつの装置」、「三角関係」が秀逸。読んで損なし。

2008/09/02

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

特に印象に残ったのは表題作の妖精ではなく「友だち」という作品に出てくる妖精。私たちはどうして本を読むのでしょう。知識を得られるから。楽しいから。つらいことを忘れられるから。いろいろと理由はあるでしょう。しかし、ごく幼い頃、初めて本を読めるようになったきっかけは実はみんな同じなのです。もう小さい頃の事なので忘れてしまっていますがあなたのそばには本の妖精がいたのです。今も妖精たちはあちらこちらの子供部屋で活躍しています。

2022/07/04

Apple

星新一さん作品の魅力の一つに、語りの軽快さ・心地よさがあるなあと感じました。(ちょうど福田淳さんのあとがきにも指摘あり)。変な強調、誇張がなく、それでも特徴的な登場人物(神とか、宇宙人とか)が活き活きと描かれているように思います。表題作「妖精配給会社」は知らないうちに手遅れが訪れているといった類のぞくっとするような話でした。「マッチ」「分工場」あたりの神さまとか地獄の鬼とかが個性的で面白いです。あと、星新一さんの小説に出てくる商売のアイデアはとてもユニークで毎度楽しめると思いました。

2022/08/15

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