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芥川龍之介

職業・肩書き
作家
ふりがな
あくたがわ・りゅうのすけ

「芥川龍之介」のおすすめ記事・レビュー

芥川龍之介が女性たちに送ったラブレターが恥ずかしすぎる件/『文豪どうかしてる逸話集』④

芥川龍之介が女性たちに送ったラブレターが恥ずかしすぎる件/『文豪どうかしてる逸話集』④

誰もが知っているあの文豪に、こんな意外な一面があった!? 太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、川端康成など、名作の生みの親の「どうかしてる」逸話を一挙紹介!

『文豪どうかしてる逸話集』(進士素丸/KADOKAWA)

【芥川龍之介】(1892~1927)

プロフィール

職業:小説家 本名:芥川龍之介 出身地:東京都 好きな文豪:夏目漱石 趣味:タバコ(1日80本)

かなりナンパなスーパースター

 1892年、東京生まれ。

 母親が病弱だったため、幼少の頃に母方の実家「芥川家」に預けられた龍之介は、母親代わりの伯母に迷惑かけまいとひたすら勉強し、東京帝国大学(現在の東京大学)へ入学。そこで出会った、菊池寛(のちに芥川賞を設立)をはじめとする仲間とともに文学活動を開始する。また、夏目漱石主宰の勉強会にも顔を出すようになる。

 売れっ子作家になってからは、自分の家族だけではなく姉の家族やその義父家族まで養う羽目になるなど、意外と苦労人である。

 犬は大の苦手だが、猫は好きでたびたび作品にも登場させている。

代表作

『羅生門』(1915) 天災や飢饉でさびれすさんでいた京の都…

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芥川龍之介『藪の中』後編 【連載】超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー 第8話

芥川龍之介『藪の中』後編 【連載】超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー 第8話

『文豪ストレイドッグス』原作・朝霧カフカとLINEマンガ『黒脳シンドローム』・石川オレオの共演!! 江戸川乱歩に太宰治、泉鏡花など日本人が熱狂した文豪たちによる、珠玉のミステリーが超訳マンガに! 「オチがすごい」の観点で選び抜かれたラインナップを、読みやすい超訳マンガにしてぎゅっと詰め込みました。 ドキドキ、ハラハラ、まさかのオチ。鬼才たちによる読者をダマす超絶技巧、存分に味わってください。

前編はこちら

中編はこちら

【作者プロフィール】 朝霧 カフカ シナリオライター。『文豪ストレイドッグス』『汐ノ宮綾音は間違えない。』『水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話』のコミックス原作を手がける。「文豪ストレイドッグス」は自らスピンオフ小説を執筆し、角川ビーンズ文庫よりシリーズが刊行されている。ほかの著書に『ギルドレ』がある。

石川 オレオ 漫画家。LINEマンガ『黒脳シンドローム』にてデビュー。同作品はLINEマンガで連載閲覧回数がミステリー・ホラー部門第1位となり、注目を集める。

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芥川龍之介『藪の中』中編 【連載】超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー 第7話

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『文豪ストレイドッグス』原作・朝霧カフカとLINEマンガ『黒脳シンドローム』・石川オレオの共演!! 江戸川乱歩に太宰治、泉鏡花など日本人が熱狂した文豪たちによる、珠玉のミステリーが超訳マンガに! 「オチがすごい」の観点で選び抜かれたラインナップを、読みやすい超訳マンガにしてぎゅっと詰め込みました。 ドキドキ、ハラハラ、まさかのオチ。鬼才たちによる読者をダマす超絶技巧、存分に味わってください。

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【作者プロフィール】 朝霧 カフカ シナリオライター。『文豪ストレイドッグス』『汐ノ宮綾音は間違えない。』『水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話』のコミックス原作を手がける。「文豪ストレイドッグス」は自らスピンオフ小説を執筆し、角川ビーンズ文庫よりシリーズが刊行されている。ほかの著書に『ギルドレ』がある。

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芥川龍之介『藪の中』前編 【連載】超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー 第6話

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『文豪ストレイドッグス』原作・朝霧カフカとLINEマンガ『黒脳シンドローム』・石川オレオの共演!! 江戸川乱歩に太宰治、泉鏡花など日本人が熱狂した文豪たちによる、珠玉のミステリーが超訳マンガに! 「オチがすごい」の観点で選び抜かれたラインナップを、読みやすい超訳マンガにしてぎゅっと詰め込みました。 ドキドキ、ハラハラ、まさかのオチ。鬼才たちによる読者をダマす超絶技巧、存分に味わってください。

【作者プロフィール】 朝霧 カフカ シナリオライター。『文豪ストレイドッグス』『汐ノ宮綾音は間違えない。』『水瀬陽夢と本当はこわいクトゥルフ神話』のコミックス原作を手がける。「文豪ストレイドッグス」は自らスピンオフ小説を執筆し、角川ビーンズ文庫よりシリーズが刊行されている。ほかの著書に『ギルドレ』がある。

石川 オレオ 漫画家。LINEマンガ『黒脳シンドローム』にてデビュー。同作品はLINEマンガで連載閲覧回数がミステリー・ホラー部門第1位となり、注目を集める。

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自分のことを客観視できる人になりたい…。そう思うあなたに、芥川龍之介5選

自分のことを客観視できる人になりたい…。そう思うあなたに、芥川龍之介5選

 間違いなく日本文学史上最も優れた作家のひとりである芥川龍之介。「芥川賞」の注目度が高いこともあり、あまり純文学を読まない人でもその名前は知っていることだろう。

「芥川賞」は数々の名作と大作家を輩出してきたが、肝心の芥川龍之介の小説はどうなのか…。これが本当におもしろい。芥川龍之介の作品は全体的に短編が多いのだが、その中には繊細で緻密な人間の心理描写が詰め込まれている。古典的な良さのみならず、今なお支持され続けるだけの質の高さを誇る彼の名作は数知れず。本稿ではその中から、これだけは外せない選りすぐりの5作品をご紹介したい。

■生死をかけた極限状態での道徳観とは

「羅生門」―『羅生門・鼻』(芥川龍之介/新潮社)

 舞台は飢饉に見舞われた平安京。ひとりの飢えた男が、死人の髪をむしり取る老婆に遭遇する物語。極限状態で生き延びなければならないとき、我々の道徳観はどうなるのか。そうした人間描写が高く評価された作品。芥川龍之介の代表作として、教科書でもしばしば取り上げられる。

あらすじはこちら

■私が馬鹿にされるのは、本当にコンプレックスのせい?

「鼻」―『羅生門…

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芥川龍之介「藪の中」あらすじ紹介。3人が殺害を自白。真犯人は誰なのか

芥川龍之介「藪の中」あらすじ紹介。3人が殺害を自白。真犯人は誰なのか

『藪の中・将軍 (角川文庫)』(芥川龍之介/KADOKAWA)

 藪の中で起こった殺人事件に関して、尋問を受けた7人の証言を並べた話。それぞれの証言は微妙に食い違い、真相はますます見えなくなっていく。「藪の中」という言葉の語源になった物語。以下あらすじ。

・木樵り(きこり)の証言

第一発見者。藪の中で男が仰向けに倒れており、胸元に傷があった。縄と櫛が落ちていた。

・旅法師の証言

事件の前日、男は馬に乗った女と一緒にいた。女の顔は見えなかった。男は太刀と弓矢を所持していた。

・容疑者・多襄丸を捕まえた男の証言

橋の上で唸っていたところを捕縛した。多襄丸は太刀と弓矢を持っていた。近くに男の妻のものと思われる馬がいた。

・殺された男の妻の母親の証言

男は金沢武弘という26歳の若狭の侍。娘(男の妻)の名前は真砂で、19歳。現在行方不明。

・多襄丸の白状

男は殺したが、娘は殺していない。昨日の昼過ぎに夫婦とすれ違った際に娘の顔に惹かれ、彼女を奪うことを決意した。

財宝があると嘘をつき、夫婦を誘導。藪の中にて男を縄で縛り、娘を強姦した。娘はそのまま立ち去ろうとした自分を止め、「…

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芥川龍之介「地獄変」あらすじ紹介。娘を焼かれても…描く。芸術至上主義

芥川龍之介「地獄変」あらすじ紹介。娘を焼かれても…描く。芸術至上主義

『蜘蛛の糸・地獄変(角川文庫)』(芥川龍之介/角川書店)

 平安時代の伝説的な画師、良秀(よしひで)の話。天下一の腕前として、彼は大殿様から気に入られていた。その一方で彼は猿のように醜い容姿の老人で、傲慢で変わった性格のため、人々からは気味悪がられていた。

 奇人のように扱われた良秀だが、彼の一人娘を溺愛していた。かわいらしく、やさしい娘は大殿様に気に入られたが、良秀は大殿様に娘を渡さずにいた。また娘本人も、大殿様の心を受け入れない様子だった。これにより父娘に対する大殿様の心象は少しずつ悪くなる。

 大殿様は良秀に「地獄変」の屏風絵を描くよう命じる。良秀は制作に取り掛かると、何かに取り憑かれた狂人のようになる。地獄絵図を正確に描くため、弟子を縛り上げて鳥に襲わせたり、夢の中でうなされたりして彼は自分の目で情景を把握し、絵の大半は完成する。

 そんな「自分が見たものしか描けない」良秀は、最後のパーツとして燃え上がる牛車と、その中で焼け死ぬ貴婦人の姿を描き加えたいが、その目で見ない限りどうしても描けないと大殿様に訴える。

 大殿様は、牛車に罪人の女房を閉じ…

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芥川龍之介「羅生門」あらすじ紹介。死体の髪をむしる老婆。生き延びるための罪は許されるのか

芥川龍之介「羅生門」あらすじ紹介。死体の髪をむしる老婆。生き延びるための罪は許されるのか

『羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)』(芥川龍之介/KADOKAWA)

 物語の舞台は平安京。日暮れどき、ひとりの身分の低い男が、都の正門である羅生門の下で雨宿りをしていた。その頃京では災害が頻発し、人々は飢饉に苦しんでいた。羅生門は荒れ果て、引き取り手のない死人が放棄される始末。生活のあてのない彼は、いっそのこと盗賊になってしまおうかと悩んでいた。

 男が夜を越すために門の上へ登る途中、人の気配がした。恐る恐る覗いてみると、猿のようなひとりの老婆が、女の死体の髪の毛を引き抜いていた。これを見て憎悪に駆られた男は老婆の前へ歩み寄り、どうしてそんなことをするのかと問い詰めた。

 老婆は「奪った髪でかつらを作って売るための行為だ」と説明し、さらに続けて、「死人の髪をむしるのは悪い行為だろう。だが生きるためには仕方のないことだ。この女は生前、干した蛇を魚の干物だと偽って売り歩いていた。それも生きるための行為だ。だから、この女は私の行為を大目に見てくれるだろう」と語る。

 老婆の話を聞いた男は、老婆の着物の襟を掴みながら、噛みつくように言った。「ならば、俺がこの…

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リヒター
芥川龍之介
佐藤 雅彦(編)
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2008-04-24
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9784591103180
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蜘蛛の糸―The spider’s thread and other stories 【講談社英語文庫】

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芥川龍之介
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ほか
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発売日
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芥川龍之介
紅野敏郎
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ISBN
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藪の中・将軍 (角川文庫)

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芥川龍之介
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KADOKAWA
発売日
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9784041109793
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100分間で楽しむ名作小説 蜘蛛の糸 (角川文庫)

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芥川龍之介
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-03-19
ISBN
9784041148112
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