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ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅱ (新潮文庫)

ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅱ (新潮文庫)

ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅱ (新潮文庫)

作家
ポール・オースター
柴田元幸
出版社
新潮社
発売日
2008-12-20
ISBN
9784102451120
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ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅱ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

1,2巻を通読しての感想は、あたりまえのこととはいえ、とにかくアメリカは広いということだ。東西南北に広大な国土があり、紀行・風土といった地理的条件も、社会階層などの文化的環境も随分と幅広い。それぞれのお話の最後に語った人の名前と現在住んでいるところが記されているが、カリフォルニア州バークリーのように比較的なじみ深いところもあるが、中にはモンタナ州グレートフォールズなどと、とんでもない田舎なんだろうとしか想像のつかない所もある。それは多くのアメリカ人にとっても、やはりそうなのではないだろうか。

2015/05/09

ケイ

柴田元幸氏がポール・オースター氏ら作家たちにインタビューした本を読んだ時、このナショナルストーリープロジェクトを知り、とても気になった。9.11後になにかをしなければという気持ち。全国から集められた話は、オースター氏にラジオで紹介された。本当に全くアメリカ的なお話しの集まりだ。こういうストーリー達が必要だったのだと感じいる。

2019/12/25

hiro

小川洋子さん、平松洋子さんの『洋子さんの本棚』を読み、この本を知ってⅠに続けてこのⅡを読んだ。Ⅰでも感じたが、Ⅱでは「戦争」の章もあり、南北戦争から第1・2次世界大戦、ベトナム戦争と戦争の話が多く、やはりアメリカという国は、戦争を続けてきた国だとあらためて感じた。また、犯罪に巻き込まれた話も多く、これもアメリカ社会の現実だと知ることができた。一般アメリカ市民の実話を集めたこの本を読むことで、アメリカという国の一端を知ることができ、いい本に出合えたと思う。

2015/05/16

kiyoka

ラジオで一般の人々から募集した実話をポールオースターが編集。今までメディアに登場するセレブなアメリカ人しか知らなかったので一般のいろんな州の人達の暮らしがわかってよかった。人種差別もやはりある。貧しい人も多い。「戦争」の項目ではアメリカ人の第二次大戦やベトナム戦争に対する考えや本音がわかって興味深かった。戦争に関しては日本のような悲壮感が全くない。日本だと必ず悲しいお話になるのに、ユーモアすらある。やはり根っからの戦争好きなのか。でもそういう感じでもない。なんか、当たり前、こなしていく、という感じがした。

2016/08/14

Shoko

「幽霊たち」を読んで、ポール・オースターと言えば、これも積んでいたなと思い出して手に取る。1を読んだのは2015年7月。ラジオ番組のため全米のリスナーから寄せられた実際にあった体験談を集めたもの。驚くほどの奇跡的な話もあれば、関係のあった人を懐かしむだけの話もあったり、色々。どれもひと昔前の(知らないから多分)アメリカの古き良き雰囲気がその空気感までも感じられるように思えた。全体を通してカラッとした明るい印象を受ける。戦時下の貧しさの中の話でさえも。実話の持つ魅力を存分に感じられた。

2019/10/24

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