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清明: 隠蔽捜査8

清明: 隠蔽捜査8

清明: 隠蔽捜査8

作家
今野敏
出版社
新潮社
発売日
2020-01-20
ISBN
9784103002604
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清明: 隠蔽捜査8 / 感想・レビュー

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starbro

今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 隠蔽捜査シリーズは全作品読んでいます。竜崎が神奈川県警刑事部長に着任し、新章開幕が開幕しました。安定の面白さです。これでシリーズも当分続きそうです。タイトルが、漢詩から来ているとは思いませんでした。 https://kanshi.roudokus.com/seimei.html https://www.shinchosha.co.jp/book/300260/

2020/02/05

zero1

シリーズ第8弾(10冊目)は神奈川県警の刑事部長となった竜崎。殺人事件で警視庁との合同捜査本部が。伊丹とダブル部長は中国絡みの事件を解決できるか?敵だった警察OBを味方につけ中華街で情報収集。公安が簡単に心酔した場面などご都合主義だが、【隠蔽しない】のは原点回帰。手配師と滝口は、今後も情報源になる?部下の阿久津は不気味だが竜崎と名コンビ結成か?本部長との関係は?名ゼリフ多数(後述)。約330ページも飽きずに作品世界へ読者を引きずり込むのは流石。シリーズが続く限り読みたい。戸高の川崎競輪【出張】を希望。

2020/03/24

ウッディ

神奈川県警の刑事部長になった竜崎、東京との県境で起きた中国人の殺人事件で、警視庁との合同捜査になり、腐れ縁の伊丹と相対する。県警と警視庁の主導権争いや公安部との駆け引きも我関せずの合理主義を貫く竜崎が清々しく、メンツやセクショナリズムに凝り固まった周囲の人間の考えを、いつの間にか変えさせて、味方にしていくのが気持ちいい。妻の事故で反目する教習所所長の警察OBに捜査協力を求めて味方にする手法は目から鱗でした。事件はありきたりでも、竜崎がいるだけで、爽快な人間ドラマになる。ずーっと追いかけたいシリーズです。

2020/08/18

やま

隠蔽捜査8はシリーズの10作目。2020.01発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。大森警察署長から神奈川県警刑事部長に移動になった竜崎伸也は、着任早々に殺人事件が発生する。遺体は、東京都と神奈川県が入り組んでいる町田市で発見された。捜査本部が町田署に置かれ警視庁が捜査するが、神奈川県警に応援依頼が来る。当初は警視庁と県警の主導権争いが行われるが…。遺体は、中国人・張浩然だと分かり、中国国内で民主化を叫ぶ民主化運動家で弾圧を恐れて、日本に密入国してきて、中国人のスパイに殺された可能性が…。続く→

2020/03/11

旅するランナー

警視庁大森警察署署長から、神奈川県警本部刑事部長へ異動となった竜崎伸也の移動・着任早々、町田市沢谷戸自然公園で中国人の死体が発見される。東京都と神奈川県の境界線が複雑に入り組んだ地域のため、警視庁と神奈川県警の合同調査となる。犯人探しよりも、横浜中華街の華僑社会や公安部を巻き込んだパワーバランス・駆け引きの中で、捜査・外交・インテリジェンスの正当性を問われる展開が面白い。竜崎が貫く100%本気な清廉潔白・公明正大なスタンスにヒヤヒヤしながらも、信用信頼できてヒリヒリするほどカッコいい。

2020/04/25

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