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新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険

新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険

新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険

作家
島田荘司
出版社
新潮社
発売日
2015-09-30
ISBN
9784103252344
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新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険 / 感想・レビュー

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[読書2016-334-031]<このミス2015/18位>シャーロック・ホームズはロバート・ダウニー・Jr主演の映画しか知らないため「赤毛組合」とか「まだらの紐」と言われても…。調べてみると、コナン・ドイルの作品を散りばめたホームズファンに贈る本なんですね…^^; 文章はモノクロの劇画タッチに脳内変換され、この世界観に没入できました。これを機に、原作も読んでみようかな(^-^)/

2016/03/22

ゆかーん

シャーロックホームズの「赤毛組合」の事件を知っていたら、より一層楽しめることでしょう!!もちろん、この事件を知らなくても、「赤毛組合」事件について途中で説明してくれるので、安心して「新しい15匹のネズミのフライ」事件を楽しめます。各章ごとに発生する細かい事件を、ワトソンとシャーロックが解決してゆくと…最後の最後にこの事件の一番の謎、「ネズミのフライ」事件に行き着くというのがとても面白いです。沢山の登場人物に初めは困惑しますが、読み進めてゆけば、いつの間にかこの世界の虜になってしまうこと間違いなしです!

2016/01/19

山田太郎

御手洗もの読みたいなと思いつつ読むが、キャラ的にはシャブ中の御手洗という気がしないでもない。力技というか読み進めさせる文章力はさすがというか。

2015/11/20

本木英朗

作者の『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』を読んでいる人なら、「ホームズ物語」という虚構の英雄譚を素材に調理する作者の技量はお分かりだろう。しかしこれは倫敦ミイラをもはるかに超えた、破格のパロディである。古今東西のパロディ群を見渡しても、これほど徹底的に原作を味わい尽くし、解体し、再構築したものは他に例がないと思われる。マニアックな正典ネタや、ややもすると冒涜ともとられかねない表現に溢れ、十二分に愉しめる読者は限定されるだろう。唐突に現れるアントニイ・バウチャーの名前に大笑いできるか否かが試金石ではないか。

2015/11/14

mii22.

これはワトソン博士の冒険物語。ホームズシリーズ3作目まで読み終わったばかりなので、作中に小ネタのように登場するあんなことやこんなことに、ニヤニヤしながら大変楽しく読めた。ホームズがコカイン中毒のため治療療養中、ある事件に巻き込まれた女性を救出するため、ひとりで奮闘するワトソン博士。ワトソン君って情熱家なのね。事件の謎となる『新しい15匹のネズミのフライ』についてはやっぱりホームズが解決することに...。『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』もとても面白かったが、こちらの作品も傑作。

2015/11/22

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