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雫の街: 家裁調査官・庵原かのん

雫の街: 家裁調査官・庵原かのん

雫の街: 家裁調査官・庵原かのん

作家
乃南アサ
出版社
新潮社
発売日
2023-06-21
ISBN
9784103710172
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雫の街: 家裁調査官・庵原かのん / 感想・レビュー

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starbro

乃南 アサは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 家裁調査官・庵原かのんシリーズ第二弾、連作短編集、感涙作でした。 オススメは、『再会』&『キツネ』&『はなむけ』です。 家庭裁判所には、色んなドラマがありそうなので、シリーズは続きそうです。 https://www.shinchosha.co.jp/book/371017/

2023/09/19

修一朗

川崎に異動して少年事案から家事事件担当に配置替えになってからのシリーズ第二弾。家事事件担当も一つ一つの事案が重くてしんどい。管轄が川崎だけにいちいち場所が思い浮かんで共感してしまう。ゴリラの飼育員クリリンと職場の仲間がいてくれてほっとする。第6話「キツネ」のお父さんの決断にウルっときた。次回は長編を期待します。雫の街-つらい事情を抱えて社会から零れ落ちそうになっている人のいる街だ。

2023/11/26

いつでも母さん

庵原かのんに会えた。長く続けて欲しいシリーズだ。川崎に移動となり、コロナ禍でも事件は多く忙しい日々。私生活の方も栗林と結婚して新しい生活が始まった(栗林の母親がこの先どうなる?)連作7話どのケースも興味深く読んだ。色んな人間が居るよね‥そんな中でかのんも成長していくのだろうな。ガンバレ!父と息子のこれからを応援したくなった6話目の『キツネ』と、切なかった最終話『はなむけ』が特に心に残る。

2023/07/13

のぶ

「家裁調査官・庵原かのん」の続編。前作の舞台が北九州だったが、かのんが川崎に異動になりそこで繰り広げられる7つの事件簿。前作では恋人の栗林を東京に残して仕事をしていたが、入籍をして本人の家族問題は収まったようです。新しい赴任地で持ち込まれる調停はそれぞれに就籍、面会交流申立、遺産分割、離婚、子の監護、慰謝料、内縁関係調整。裁判所の書面なので硬いテーマが多いが、かのんはそれらに向き合って解決していく。問題のある家庭にはそれぞれの事情があるのがよく分かる。うまく調停したように見えるが、この先の事は見えない。

2023/07/11

ゆみねこ

シリーズ第2弾。北九州から川崎へ異動になった庵原かのん。新しい職場では少年事件から家事事件の担当に。記憶を無くし自分が誰かも分からない青年の戸籍取得、突然姿を消した夫の失踪宣告を申立てる妻、再婚した夫の娘に対する性的虐待。心の通じ合わない夫との離婚を申立てたカサンドラ症候群の妻。遺産相続のゴタゴタ、幼い子どもを置いて家を出た妻の子どもとの面会交流申立て。長年妻に裏切られていた夫の慰謝料請求。一つ一つの事件には家庭の秘密が絡む。かのんを応援しながらの読書。続編、楽しみに待ちたい!

2023/07/24

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