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身がわり: 母・有吉佐和子との日々

身がわり: 母・有吉佐和子との日々

身がわり: 母・有吉佐和子との日々

作家
有吉玉青
出版社
新潮社
発売日
1989-03-01
ISBN
9784103729013
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身がわり: 母・有吉佐和子との日々 / 感想・レビュー

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Lisa Tada

プロローグから、「巧い!」と感じた。文章がうまい。言葉がきれいだ。つい、「さすが、有吉佐和子の娘だ」と思ったが、「作家の娘である自分」という存在に、自我が傷つけられて育った作者・玉青氏の、長い長い述懐を読むことになり、有吉佐和子好きの読者は、少しくうろたえることにもなるかもしれない。これは、作家ではあるが、どこまでも、「母親」であるオトナと、「その娘」でもある「子ども」のセルフ成長記録の総括でもある。そして若くして突如母を失い、続いて祖母を送り出し、別れを機に人生の機微を深く心に刻んで大人になる女性の物語

2023/06/03

おばこ

20代前半でこれを出版するとは、才能のある人だと思う。佐和子さん早逝されたことは、知らなかった。残念なことだ。

2019/12/08

hi

いっぱい愛されて良かったじやないの〜と思うんだが、溺愛されたゆえの自意識とずっと闘ってかなあかんのやなと思うとそれも結構大変なんだろうな。でもやっぱりほったらかされるよりは絶対いいと思うよ。

2016/02/16

んぴょ

有吉佐和子さんが、親戚か近所のおばちゃんか、と錯覚してしまう位身近に感じられました。 玉青さんの著書もまた色々読んでみたくなりました。

2018/08/18

三鷹台のすずめ

書名はしっていたが図書館の推薦本で棚にあったのでやっと手にとった。有吉佐和子っておもしろすぎる。小学生に我生きんとかきぞめさせたり、東京女子大学の合格発表で、・・・昔はネットがないから自分でみにいったんです(笑)、早稲田と重なった玉青さんがないかもしれないといっても。捜しだしてみせますと鬼気迫る迫力でみにいき、本当は合格していたのに落ちたと勘違いで落胆。玉青さんの闊達で若々しい筆致はすごい。なんとも愛おしい母である。

2018/01/20

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