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天国はまだ遠く

天国はまだ遠く

天国はまだ遠く

作家
瀬尾まいこ
出版社
新潮社
発売日
2004-06-23
ISBN
9784104686018
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天国はまだ遠く / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

新潮文庫には解説はないが、文庫版あとがきがある。丹後の30人くらいの学校への赴任前の印象について書いている。正規採用が30人くらいの学校のの後という話が別の本に書いてあったので、非正規雇用なのだろう。不安定な状態を表すような始まり。生活と内容が同期しているのだろうか。新潮文庫の情報がないのでここに記入。

2013/10/31

雑木林太郎

千鶴が自殺を決意し、実行したが失敗に終わる・・・からのストーリー。睡眠薬を14錠も?用意して実行に移した結果、32時間の満足のいく睡眠を得られたあたりから、この主人公に対する見方が変わった。自殺したいと願う理由もその行動もあまりにも稚拙だ。なんとも微笑ましく見える、「間抜けさ」が彼女の魅力になった。自分の居場所は木屋谷にはないと気づき、都会へと戻っていく千鶴。しかし、本当の居場所とは「何処」ではなく、「誰と」いる場所なのではないか?続編があるとすれば、田村の元に帰ってくる千鶴の物語しかないだろうと思う。

2015/08/02

takaC

読み出したら止まらない。瀬尾まいこ初読みは文庫本だったけどこの小説だったな。あれは今年のGW中だったけど、その後にほとんど全作読み漁ったよ。最新作『僕らのご飯は明日で待ってる』は予約待ち。連載はノーマーク。

2012/06/20

碓氷

すごく癒されました。私が体験しているわけではなくただ読んでいるだけで自分の心も洗われたような気になって、爽やかに読み終ることができました。もしかして千鶴がいなくなってしまうのが寂しくていつもよりも煙草の本数が多くなってしまったのかなと思ったら田村さんが可愛くて仕方なくなった。何年か後、千鶴がまた田村さんの元を訪れる小話も読みたいと思いました。

2014/11/06

モルク

主人公千鶴が自殺するために向かったのは、名も知らぬ地…とにかく離れたかった。「民宿たむら」での自然のままの生活、ゆったり流れる時間、土地の人に癒され、時がたつとともに千鶴は自分を取り戻し再生していく。民宿の田村さんとの会話が軽快で、気がおけなく、もしかしてこの二人うまくいくのでは…と思ったけど。でも今後千鶴の再訪とかあって進展があるといいな。特に大きな出来事があるわけではないが、何か背中をそっとおしてくれる物語である。

2021/03/15

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