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閉経記

閉経記

閉経記

作家
伊藤比呂美
出版社
中央公論新社
発売日
2013-01-24
ISBN
9784120044656
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ジャンル

閉経記 / 感想・レビュー

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あつひめ

子育てが一段落すると次に襲ってくるのは更年期。どんな医学書よりも生々しく、また、安心させてくれる1冊であった。更年期と親の介護はまあだいたい重なってその頃は一心不乱に狂ったように毎日を過ごすんだろうな。その嵐が過ぎ去って静かな日々をどう過ごすか…。更年期予備軍の私にはとてもいい話を聞かせてもらったと思う。女友達の大切さ、気持ちを休ませられる場所。その辺りが今後の私の課題かも。今読めてとてもよかったです。

2014/02/16

nyaoko

私の年代は「漢」と書いたら「おとこ」と読みたくなるのですが、ひろみ流では「おんな」と呼ぶそうでして、そのタイトルで連載されていたエッセイです。漢50代、想像を遥かに超える不調と体重。我が身も老いれば親も老いる、夫も老いる。ああ、もう、私の未来図の様で笑いながらも、時々背中に寒さを感じながら読みました。お父さんが大好きで、大好きで、その喪失感を埋める様にこれを書いていたのかも。

2020/02/23

シュシュ

たくさん笑って時々泣けた。「あたしたちは満身創痍だ」でも、これからも頑張っていこうという気持ちになれた。『おなか ほっぺ おしり』のカノコちゃんも大人になり、うちの息子も成人した。伊藤さんは、私より少しお姉さんだけど同じ時を歩んでる感じがして心強かった。詩人の洞察力、言葉の力を感じた。元気にしてくれる本。カリフォルニアの高齢者施設でのボランティアの話がよかった。今回は図書館で借りたけど、手元において時々読み返したい。

2013/09/14

よむよむ

『おなか・ほっぺ・おしり』『子どもより親が大事』を読んで育児をした私。あのカノコちゃんがお母さんになったなんて感慨深い。相変わらず自由奔放な物言いの比呂美さんにホッとする。老の時代の入り口でもがき、あがきながらそれを楽しんでいる。私も痩せて鍛えないと、とんでもないことになると自覚する。皆さんと同じく「いつかクチが閉じる」にショーゲキを受けました~

2013/04/29

ネギっ子gen

図書館予約本。連れ合い曰く「よくこんな題名借りれたね」そりゃ、私もこの歳だからさ、年甲斐ってもんでね。小タイトルが秀逸。「経血や しょぼしょぼと 寂しそう」いい。ただ「ここは『婦人公論』男が買って読んでるとは思えない」は違う!確かに(性別として)男の私、「買って」ないが図書館で熟読。新聞広告も毎月チェック。『婦人公論』連載中は「漢(おんな)である」がタイトル名。女ではないが、おばさんタイプの男もいて、「満身創痍」で「ふだんは自分が傷ついてることなんか気づいてもない」が、この歳になっても生きづらい男もいる。

2019/11/13

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