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二人目の私が夜歩く (単行本)

二人目の私が夜歩く (単行本)

二人目の私が夜歩く (単行本)

作家
辻堂ゆめ
出版社
中央公論新社
発売日
2024-04-22
ISBN
9784120057786
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二人目の私が夜歩く (単行本) / 感想・レビュー

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akiᵕ̈*

交通事故で頚椎損傷し寝たきりで自発呼吸の出来ない咲子の元に、おはなしボランティアとして通うようになる高校生の茜。茜も両親を交通事故で亡くしていて自分を卑下していたが、穏やかで前向きな咲子に安らぎを感じ、ひたむきに力になろうとする。そんな二人の間にもう一人の私が動きだし、事態は過去の出来事を炙り出していく。昼と夜で表現されている人間の本質が見事に描写されていて、人が抱えている闇の部分を見せつけられながら、著者お得意の細かく散りばめられた仕掛けがラストに向け繋がっていく様は、最後の最後まで引きつけられる。

2024/04/24

さわ

前半茜の綺麗な真実と後半サキの後ろ暗い真実。事故の後遺症で記憶を一部失い、寝たきりになった咲子が求めるのはどちらの真実か。一気に読み。前半ファンタジーぽいのが、一転後半ミステリーに

2024/04/22

ユウハル

最後まで読んで衝撃が何度かあった。 この期待を裏切らない衝撃。最高。 そして茜や咲子さん、サキの気持ちを思うとずっと切なかった。かわいそうではなく、切ない。どうにもならない切なさが付きまとう。この感情が正しいのかわからないまま。もう一度茜と咲子さんに会いに行かないと感情が整理できないのかもしれない。

2024/04/25

nami1022

茜が心を通わせる障害者の咲子の精神が夜中に茜に移って身体を共有するファンタジー、というプロットで始まり。。。辻堂先生の不思議設定をいくつか読んでいたのでその類かと思いきや。これもまた広義のどんでん返しとも言えるのでしょうか。夜のはなしは人間の闇の部分に触れていて心がゾワゾワしながら読みました。ただ、最後にもう一捻りあるか、突き抜けるような明るさかダークサイドかに振り切ったラストだったら尚読後感が良かっただろうな、と個人的な想いです。

2024/04/27

大福

49冊目、プルーフにて読了。 ミステリーっぽくて、最初はホラー要素も!?って思ったけど、 青春だったり、人間の醜悪だったり 様々な要素が入り混じった、大満足の1冊でした。

2024/04/02

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