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「オウム」は再び現れる (中公新書ラクレ)

「オウム」は再び現れる (中公新書ラクレ)

「オウム」は再び現れる (中公新書ラクレ)

作家
島田裕巳
出版社
中央公論新社
発売日
2018-12-07
ISBN
9784121506405
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「オウム」は再び現れる (中公新書ラクレ) / 感想・レビュー

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hatayan

平成初期に起きたオウム事件の背景を宗教学者が解説。 教祖の麻原の本心を信者は知るすべもなく、熱心な信者ほど教祖の心を察するべく修行に励む。これを「忖度」の慣行に重ねます。 刺殺された教団No2の村井秀夫は兵器の開発で失敗続き。毒ガスの開発を成功させた土屋正実の存在が大きかったとします。 自分の属している組織がおかしな方向に向かっていると感じたとき、そこでどのように振る舞うべきか。事件に絡んだオウム信者と同じ立場に置かれたとき、指示をを決然と断れたのか。自分に重ねると、簡単に答えは出そうにありません。

2019/03/30

pia

みんな「こうすれば幸せになれる」という答えが欲しかったのかもしれない。階級制度なんて、ほんと上手く出来ている。自分のレベルを上げる為なら、苦しい思いをする事も辞さないって事か。自分で悩んで、苦しんで考える事をやめてしまったのだろう。だから「指示を断る」という選択肢がそもそも無いのだ。だって考えてないんだから。本文内にもあるけど、普通テロを起こすような集団って目的が外にありそうなのに(政治とか革命とか)この人達はそうじゃない。それを不思議に思うと同時に、どっかに流れを変える術は無かったのかなぁと思う。

2020/06/28

読書熊

網羅的、時系列でオウム事件の経過を追える本。時代背景と教団の性質がマッチング来た時に、テロも可能になる過激組織が形成されたんだと理解しました。

2019/02/07

大熊真春(OKUMA Masaharu)

景気が良くなったらまたオウムみたいのは出てくるかもよ。でも対策は「自分の属している集団がおかしくなっていないか気を付ける」ことなんだな。後継団体の監視が全くの無駄とまでは思わないがあんまし効果はないよね。どこから出てくるかわかんないもん。で、カルト「宗教」がやばいっつーより、会社や学校や国家やなんかみんな危険よ。

2018/12/18

ヘミングウェイ・ペーパー

オウム事件の背景に、「オイル・ショック」「ノストラダムスの大予言」「超能力の存在」「バブルの到来」などの特異な時代展開があり、信者たちの間には終末論があった。日本は組織が発達し、厳格なタテ社会構造を示しており、下の人間は上の人間の指示に逆らえなくなっている。現代、終末論は薄れているが、日本人の行動原理、組織原理は第二次世界大戦時と変化していないのでオウムのような組織が再び現れる可能性は十分に考えられると著者は警告している。企業の不祥事が発覚した時などに、誰も指摘しなかったというようなことはよくあることだ。

2020/02/01

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