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おまえなんかに会いたくない (中公文庫 い 124-3)

おまえなんかに会いたくない (中公文庫 い 124-3)

おまえなんかに会いたくない (中公文庫 い 124-3)

作家
乾ルカ
出版社
中央公論新社
発売日
2023-09-22
ISBN
9784122074132
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おまえなんかに会いたくない (中公文庫 い 124-3) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★☆☆☆23078【おまえなんかに会いたくない (乾 ルカさん)】まずは茶飲み話でも◯タイムカプセル。当方、小学生の頃、タイムカプセルを校庭の何処かに友達と埋めた様な気がすんですが、記憶の片隅どころか記憶のゴミ箱に入った?◯同窓会。中途半端な世代じゃなくて、誰の顔も思い出せない,誰がいたかも分からない幼稚園の同窓会とかいいんじゃない?◯スクールカースト。当方は空気読めなかったのか、男女関係なしでどのグループにも顔を突っ込んでたよ。お邪魔だった?(汗)◯当方は本作品の様な事がなかったので『へぇ〜』でした。

2023/12/05

カブ

高校卒業の10年後の同窓会。そこで開封されるタイムカプセルに何を入れたのか、何が入っているのか。人は忘れる。でも、忘れられないこともある。

2023/11/21

mayu

スクールカーストに支配された教室、10年後の同窓会、タイムカプセル、いじめ、感染症、都市伝説、SNSと今を描く要素が詰まっていた。10年後の同窓会と高校時代が混ざり合う物語は、高校生活という狭い世界の学校での出来事がすべてだった日々の息苦しさを思い出す。高校卒業して何年か後に数人で集まった時、たまたま金髪だった私浮いてたなぁとか遠い昔で忘れていた高校時代の色々が蘇ってなんとも苦い!歳を重ねても、なにかのきっかけで色濃く思い出してしまえる高校時代はこの先も残っていくんだなとしみじみ思わされた一冊。

2023/09/25

タルシル📖ヨムノスキー

自分の中高生時代にもヒエラルキーみたいなものはありました。確かにありましたがもちろん「スクールカースト」なんて言葉もなかったし、ここまであからさまではなかった気がします。この物語は2020年、コロナが流行り出した頃、ある高校の同窓会の連絡用SNSに投げ込まれた小石を機に、十年前、クラスの中心にいた人物たちがその当時を振り返ります。自意識過剰で承認欲求丸出しの高校時代が懐かしくもあり、ほろ苦くもあり…。コロナ自粛の閉塞感も合わさって心がざわつく物語でした。ちょっとだけだけど〝コイコワレ〟とのリンクが嬉しい。

2024/01/21

みこ

10年ぶりの同窓会でかつていじめられた少女によってタイムカプセルに仕込まれた遺言墨という呪いの時限爆弾が爆発する、かも。ということで同級生の心にさざ波が生じる。朝井リョウや湊かなえに比べて毒っ気は薄めなので足して3で割った感じといったところか。少々爽やかな着地点に持っていこうとした感はあるけど、人間の嫌な部分を描き、自分の中の嫌な部分を揺さぶられる感覚を味わえた。

2023/11/19

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