シン・短歌入門 (NHK短歌)
シン・短歌入門 (NHK短歌) / 感想・レビュー
おおにし
キラキラした中高生向けの短歌入門書。本書を読んでみる気になったのは、日経新聞に連載されたコラムが収録されていたからだ。笹さんのコラムは短歌論であるが短歌やらない私にも楽しめる名コラムだと思う。あと短歌Q&Aで印象に残ったのは三十一文字の理由。「天を巡る月が一周して、さらに周りつづけてゆく『天道循環無窮』を象徴する数が三十一」になるのだそうだ。和歌で月を詠んだ歌が多いのもそういう背景があるのかもしれない。
2024/04/10
たらお(専門書用アカウント)
令和版短歌の入門・解説書。 「三句切れ景・心セット」という造語にはなるほど! と頷けました。上の句で場面、下の句で内面を書くだけの型(球種)に囚われず自分なりの短歌を書けるようになりたいものですね。 「言いたいことをシンプルに絞り、読者が想像できる余地、余白をあえて残す」 「三十一音の言葉に当てはまっているだけの言葉を詩とは言えません」この言葉らにグサッときました。 スランプの克服、比喩・倒置法といった和歌の技法、見せ場・インパクト…… など短歌を学ぶ上でのポイントやアドバイスが詰まったよい一冊でした。
2024/03/01
toki12
「はなびら」と点字をなぞる ああ、 これは桜の可能性が大きい(笹井宏之) シン・短歌入門/笹公人/NHK出版 ➖➖➖ 面白く勉強になりました。何ページかに一度声に出して笑ってしまった🤭 笹先生のウルトラマンの歌がたくさんあってよかったな…私はザラブと居酒屋に行きたい。
2024/03/10
より
★★★☆
2024/01/10
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