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いろいろ(通常カバー版)

いろいろ(通常カバー版)

いろいろ(通常カバー版)

作家
上白石萌音
出版社
NHK出版
発売日
2021-09-25
ISBN
9784140818633
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「書くことが、もたらしてくれた“すごく幸せな産みの苦しみの時間”」――初エッセイ集『いろいろ』上白石萌音インタビュー

何気ない日常の断片や去来する思いを綴った50篇のエッセイ、家族との再会や、ゆかりの地を巡った故郷・鹿児島ルポ、初の創作となる掌編小説……。この一冊からは、“上白石萌音”から感じられる透明感の核が、タイトルどおり、“いろいろ”見えてくる。初の書下ろし作品が生まれた過程、そのさなかで感じていたこと、そして“書く”という表現に込めた想いについて伺った。

取材・文=河村道子 写真=干川 修

エッセイ50篇のタイトルをすべて“動詞”にして

“わたしの好きな音”というひと言から始まる≪叩く≫という一篇では、日常のなかに響く様々な音が行の間に聞こえてくる。なかでも“ダントツで好き”と綴っているのは、ノートパソコンのキーボードを叩く音。“今いい具合に爪が伸びていて、ことさら素適な音を鳴らしながらエッセイを書いている”。そんな心地よさが伝播してくるリズミカルで端正な文体で綴られるエッセイの数は50篇。タイトルはすべて“動詞”だ。

「辞書をめくるのが好きで、ひも解いてはいつも言葉を眺めているんです。その感じで、ひとつの単語について思うこと、そこから想像されることを書いてみ…

2021/10/8

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いろいろ(通常カバー版) / 感想・レビュー

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きむこ

『舞子はレディー』で好きになって、Mステで歌声を聴いて更に好きになってそれ以降ずっと応援している萌音ちゃんのエッセイ。本好きの萌音ちゃんだから、きっちり自分の気持ちを文字に起こせている。日常のいろいろ、丁寧に自分を、周りを、観ている。女優さんなのに、自分に自信がなくて、その分を努力で乗り越えようとしている。相変わらず写真が苦手らしい。そんな染まりきれない彼女だから、私はずっと好きなんだろうな。

2022/02/15

ぶんこ

萌音さんの女優としての作品は観たことがないのですが、佇まいを拝見していると「いいなぁ」と思います。ご両親がキチンと育てられたのが伺える。この本を読んで、ご家族の仲の良さも微笑ましい。妹さんの萌歌さんは綾瀬はるかさんとの義母娘を観ていて、萌音さんとは似ていないと思っていたのですが、この本の萌音さんの少し横向きの顔がそっくり。保健室登校だったこともあったそうで、そんな時もこのご家族がいたのがよかったですね。意外にも歌と踊りが得意なようで、ミュージカルを観に行きたくなりました。

2022/03/21

さぜん

実は萌音ちゃん、長男の同級生。エッセイ中に同級生と出てくるとちょっと期待したりたけどそんなエピソードはなかった(笑)真面目で誠実で一生懸命。文章から彼女がにじみ出てきて本当に好感を持てる素敵な女優さん。親目線だとご両親の教育やご家族の愛情の深さにただただ敬服。朝ドラも楽しみ。色んな経験をして更に表現力豊かに、活躍を期待しています。

2021/09/30

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

初のエッセイ集。イメージ通りの誠実で勉強家、努力家だな~と感じました。本好きがとても分かる。上白石萌音ちゃんのお父様は、姪っ子の部活の顧問であり、同郷なので、これからの活躍が楽しみ。

2022/04/22

Natsuko

可愛くて努力家、お芝居も歌もできて読書好きで博学、そのうえ愛らしい萌音さんのエッセイ。執筆・出版にあたり紙質や字体にまでこだわった本への熱や、家族や友達・スタッフへの感謝なども伝わり、今後も応援したいと思える素敵な女性だった。が、意外な一面がなかったからか面白みには欠けると感じてしまうのは自分の問題か。妬みや嫌悪感、だらしなさ、不満やストレス、など心の闇も覗いてみたかったような。国民的女優だから書かないのか、もしや若いのに達観しているがために、そんなマイナス感情を日々浄化できちゃうのかも?

2023/01/14

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