KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

教育虐待: 子供を壊す「教育熱心」な親たち (ハヤカワ新書)

教育虐待: 子供を壊す「教育熱心」な親たち (ハヤカワ新書)

教育虐待: 子供を壊す「教育熱心」な親たち (ハヤカワ新書)

作家
石井光太
出版社
早川書房
発売日
2023-06-20
ISBN
9784153400054
amazonで購入する Kindle版を購入する

教育虐待: 子供を壊す「教育熱心」な親たち (ハヤカワ新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

breguet4194q

自分の子供に虐待をしていないと言い切れるだろうか?虐待と言わずとも、その一端とも言える事をやらなかったか?と反芻させられた。事例の事件は、余りにも無惨なものばかりだが、マスコミに取り上げられない一歩手前のものが、クローズアップされずにどれだけ隠れてしまっているか。「子供のため」と自分の行動を正当化する親の姿勢に、子供の将来を崩壊させてしまう要因があり、親はその事に気づかない。そして取り返しのつかない結末となる。「子供のため」って、本当に難しい。これから育児を迎える方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

2023/11/08

読特

子どもへの学習強制。その手段としての虐待。多数の事例でこれでもかと突き付ける。教育熱心と教育虐待は紙一重。子供の自主性を尊重すべし。ただ、放任主義がよいというわけでもない。行き過ぎた競争は好ましくはないが、受験を機に能力を伸ばす子もいる。体罰はよくないが、危険を冒そうとしている将にその時は力づくでも止めねばならぬ。子育ては常にケースバイケース。その時、その子に見合った対応の正解は難しい。「そうだそうだのアクセル」「ちょっと待てよのブレーキ」交互に踏みながら読む。考えるきっかけを与えてくれたことには感謝。

2023/10/25

塩崎ツトム

馬を水辺に連れて行くことはできても、無理に水を飲ませることはできない。ほんでもって学問が一番身につくのは当人が「したい」「せねばならぬ」と思ったときで、ここに社会や親との需要ギャップが生まれる。というか世間ではそんなに学歴が求められるようになったわけでもないのに、親という、子供が最初に接する世間様がひたすら暴走した先の悲劇が教育虐待。ああ個人主義よ。

2023/07/24

わむう

子どもが思い通りに立派になってくれれば英才教育、そうでなければ教育虐待。

2023/11/19

なお

親が過剰に勉強を強いることによって、子に暴力を振るったり暴言を吐いたりする教育虐待。 愛知で中学受験の男の子が父親に包丁で殺害される悲惨な事件があったなんて知らなかった。 親は子供を信じて見守ることが大事。数ヶ月、数年の遅れなど自らの力で生きていく能力を養うためには問題にならないそうだ。 本文のなかで興味を持ったのが、子育て等で社会のキャリアが切れてしまった親が代わりに教育に自らの価値を見出し虐待に繋がるというケース。そこは自分にも当てはまる覚えがある。

2023/10/21

感想・レビューをもっと見る