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怒鳴り癖

怒鳴り癖

怒鳴り癖

作家
藤田宜永
出版社
文藝春秋
発売日
2015-10-07
ISBN
9784163903439
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怒鳴り癖 / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★☆☆ 人生の曲がり角に差し掛かった男たちが遭遇する様々な出来事を描く短編集。熟年ならではの作品であるような気がする。読後感がいいわけでも、悪いわけでもなく、不思議な味わいを残しているのだが、決して嫌な感じはしない。昭和の情景を織り交ぜながら描いているのは、藤田さんの他の作品にも通ずるところがある。長編にもなりそうなアイデアの作品もいくつかあるのだが、短編の短さできれいに収められているところが贅沢。作者の技巧を味わえる巧さがある一方で、全体的に漠然とした感じではあるのですっきりはしないかと。

2016/01/28

かんらんしゃ🎡

イヤミスで着地したかと思えばハートフルに仕舞う。一話々々は米澤風だったりちょっと桜木風だったりでとても面白いけど振り幅が大きすぎてなんか座りが悪い。同じテイストで4-5編組んでもらえばじっくり人間観察できたと思うのに。

2022/07/16

くれよん

「怒鳴り癖」今の時代、パワハラと言われ訴えられそう。自分の感情を抑えられず自分を正当化するが為に怒鳴り散らす昔人間のような人物。確かに最近の人達は怒られる事もなく甘やかされて大事に育てられ、まして他人から大声で怒鳴られるなんて経験がないから仕事上とはいえ精神的にも回避したい人物。他5編の世間から見放されたような孤独な男の危機。ちょっとグズグズと煮え切らない結末だった。

2024/03/13

こうせいパパ

短編集。どの話もハッピーエンドとはならずモヤモヤが残る。表題作の「怒鳴り癖」「通報者」がよかった。

2017/05/01

fwhd8325

それぞれの設定は面白いと思いました。ただ、何だかストーリーに入れないままに終わってしまいました。短編ゆえの消化不良なのでしょうか?現代なのか過去なのかも混同してしまって、申し訳ありませんでした。

2015/11/25

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