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日傘を差す女

日傘を差す女

日傘を差す女

作家
伊集院静
出版社
文藝春秋
発売日
2018-08-09
ISBN
9784163908816
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日傘を差す女 / 感想・レビュー

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starbro

9月の第1作目は、コンスタントに読んでいる伊集院 静の最新作です。タイトルと表紙から、恋愛小説かと思いきや、抒情ミステリでした。個人的に著者のミステリは、評価していないので、少し残念な作品の部類です。

2018/09/01

ゆみねこ

都心のビルの屋上で胸に銛が刺さった状態で発見された老人の遺体。鯨の町太地の伝説の砲手・稲本和夫の死と相次いで起きた殺人事件。捜査1課の草刈・立石のコンビが赤坂・和歌山・三厩を捜査し明かされた真相。衰退した捕鯨と旧習の残る花柳界と政界の闇。真犯人はちょっと意外な人物でした。

2019/07/02

おさむ

伊集院静さんの推理小説、初めて読みました。花柳界という我々が馴染みのない世界が物語のカギになっているのが、粋な伊集院さんらしい笑。和歌山、赤坂、青森と日本全土が因果でつながっていく展開は、松本清張の砂の器を彷彿させます。ちょうどこの夏、紀南に行ったので余計に情景が浮かびました。ただ、謎解きの要素はちと強引な気がしました。あんまり推理小説は得意じゃない感じですね笑。

2018/11/29

yoshimi

著者初読み。いろんな要素が盛り込まれて興味深かったが、どの要素もあまり響かずちょっと残念。真相が気になる展開は良かったが、最後あまり腑に落ちず。刑事たちの人物描写が焦点合わず、イメージしづらかったのも残念要素。

2018/09/29

aloha0307

人間の根源にある哀しみを、捕鯨の街:和歌山・太地、極北多雪の青森・竜飛岬を舞台に旅情豊かに描きます。「人が罪を犯した状況には、そこに社会悪がある」~所轄刑事の言葉がずっしりくる。いっぽう、菊子の死因がはっきりしない。あれだけ犯人を憎むのに他部署には日和る先輩刑事。3人めの殺人の動機が薄い。草刈刑事の若き日のトラウマが掘り下げ不足...などなどコメントしたくなる。敬愛なる伊集院さんなのでちょっと残念ではありますね。

2019/01/09

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