大切な誰かを失った8歳の少女と老人の奇跡の友情に涙。伊集院静原作『駅までの道をおしえて』が映画化
直木賞を受賞した『受け月』や映画化もされた『機関車先生』など、多くの名作を生み出してきた作家・伊集院静氏。伊集院氏の『駅までの道をおしえて』(講談社)が、氏の作品としては実に15年ぶりに映画化され2019年10月18日(金)から全国公開となる。
『駅までの道をおしえて』は、8歳の少女と喫茶店のマスターの物語。いつも一緒だった愛犬ルーの帰りをいつまでも待つ8歳のサヤカ。ある夏の終わり、サヤカは一匹の犬に導かれ、喫茶店のマスター・フセ老人と出会う。彼もまた、大きな喪失感を抱えて独りで生きていた。別れを受け入れられない2人は、互いのさびしさに寄り添ううちに、思いがけない友情で結ばれていく…。
主人公のサヤカを演じるのは、映画『3月のライオン』のモモ役や、米津玄師がプロデュースした「パプリカ」を歌うユニットFoorinの最年少メンバーとしてブレイク中の新津ちせ。オーディションで受かった直後から愛犬ルーとの特別な絆を表現するため、自宅でルーとの共同生活を開始。そしてその後、1年にわたる丹念な撮影を通してサヤカの心身の成長をカメラに刻み付けたという。
また…