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伊集院静

職業・肩書き
作家
ふりがな
いじゅういん・しずか

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1991年
『乳房』吉川英治文学新人賞
1992年
『受け月』第107回直木賞
1994年
『機関車先生』第7回柴田錬三郎賞
2002年
『ごろごろ』第36回吉川英治文学賞
2014年
『ノボさん』第18回司馬遼太郎賞

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大切な誰かを失った8歳の少女と老人の奇跡の友情に涙。伊集院静原作『駅までの道をおしえて』が映画化

大切な誰かを失った8歳の少女と老人の奇跡の友情に涙。伊集院静原作『駅までの道をおしえて』が映画化

 直木賞を受賞した『受け月』や映画化もされた『機関車先生』など、多くの名作を生み出してきた作家・伊集院静氏。伊集院氏の『駅までの道をおしえて』(講談社)が、氏の作品としては実に15年ぶりに映画化され2019年10月18日(金)から全国公開となる。

『駅までの道をおしえて』は、8歳の少女と喫茶店のマスターの物語。いつも一緒だった愛犬ルーの帰りをいつまでも待つ8歳のサヤカ。ある夏の終わり、サヤカは一匹の犬に導かれ、喫茶店のマスター・フセ老人と出会う。彼もまた、大きな喪失感を抱えて独りで生きていた。別れを受け入れられない2人は、互いのさびしさに寄り添ううちに、思いがけない友情で結ばれていく…。

 主人公のサヤカを演じるのは、映画『3月のライオン』のモモ役や、米津玄師がプロデュースした「パプリカ」を歌うユニットFoorinの最年少メンバーとしてブレイク中の新津ちせ。オーディションで受かった直後から愛犬ルーとの特別な絆を表現するため、自宅でルーとの共同生活を開始。そしてその後、1年にわたる丹念な撮影を通してサヤカの心身の成長をカメラに刻み付けたという。

 また…

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国産ウイスキー造りに命を捧げた男の人生は…伊集院静“初”の企業小説『琥珀の夢』ドラマ化!

国産ウイスキー造りに命を捧げた男の人生は…伊集院静“初”の企業小説『琥珀の夢』ドラマ化!

『琥珀の夢』上(伊集院静/集英社)

 サントリーの創業者・鳥井信治郎の生涯を描いた長編小説『琥珀の夢』のテレビドラマ化が明らかになった。ファンからは、「遂にドラマになるのか! 絶対に観なきゃ!」「今から楽しみ過ぎる!」と歓喜の声が上がっている。  現代の日本では本格的で美味しいワインやウイスキーを楽しめるが、鳥井が生まれた明治時代は砂糖や薬草を入れただけの甘味果実酒だったという。そこで鳥井は自らウイスキーを生産しようと考え、大阪と京都の境にある“山崎”に蒸留所を建てて… という展開で幕を開ける原作。

 ドラマはテレビ東京系で放送され、主演には映像作品や舞台など多岐にわたって活躍する内野聖陽が。内野が同局のドラマで主演を務めるのは約6年ぶりだそうで、ドラマ公式サイトでは「『やってみなはれ』の言葉が届くといいな、なんて思ってます」「オモシロくて、ためになって、元気でイキのいい作品にしたいです」と意気込みをコメント。著者の伊集院静は、「皆さんがドラマをご覧になって、『ああ面白い人物が明治の時代にいたんだな』と思って一杯飲んでいただければと思います」と語っ…

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不器用に生きる愚者たちにこそ、人間のまっとうな姿を見る――伊集院静著 『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』

不器用に生きる愚者たちにこそ、人間のまっとうな姿を見る――伊集院静著 『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』

 『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』(伊集院静/集英社文庫) 『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』(集英社文庫)は、直木賞作家・伊集院静の自伝的長編小説。物語の語り手であるユウジは、2年前に女優である妻を癌で亡くして以来、仕事を辞めてギャンブルと酒にのめり込む日々を送っていた。奈良から始まり、梅田、函館、十三、小倉、玉野、新宿、立川、福島――ユウジの彷徨は続く。人とうまく折り合うことができない傾向は、妻の死後にさらに極まり、人を人とも思わないようになっていた。そして、そんな自分をつくづくつまらない人間だと感じていた。

そんなユウジがなぜか心を許すことができ、一緒にいると奇妙な安堵を覚える相手が、競輪担当のスポーツ新聞記者のエイジだった。「人間、みっともない姿を他人に晒すぐらいやったら、死んだ方がましやろう。ちゃうか」と口癖のようにいうエイジは、不器用だが確固たる矜持を持っていて、ユウジはそこに自分に似たような生き方を感じる。

フリーランスの文芸編集者・木暮は、ユウジに小説を書くように執拗に迫る。大きな体躯をしていて、相手を…

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伊集院静「大人の流儀」シリーズ最新刊のテーマは“別れ・死”―さよならから本物の人生は始まる

伊集院静「大人の流儀」シリーズ最新刊のテーマは“別れ・死”―さよならから本物の人生は始まる

『さよならの力 大人の流儀7』(伊集院静/講談社)

 物心がつき、死というものを知ったときから自分が死ぬその日まで、人間は死と向き合って生きている。「いつか必ず自分が死ぬこと」「生き物が皆死を迎えること」を理解し、意識して生きている生物は、人間だけだ。それでも正気を保って生きていられるのは、死への恐れに勝る喜びや楽しみや感動が、日々の暮らしの中にあるから。そして、人は別離の哀しみさえも生きる力に変えられるからだ。

『さよならの力 大人の流儀7』(伊集院静/講談社)は、『週刊現代』にて連載中のコラム『大人の流儀』掲載分に書き下ろしを加えた累計165万部超の国民的ベストセラーシリーズ第7弾。同シリーズは「人生は捨てたものでもない、あなた次第で、いくらでも変えられる」をコンセプトとしており、第7弾は「別れ」や「死」といった「さよなら」をテーマにつづられ、哀しく切ない、そして優しさに満ちている。

 海難事故で帰らぬ人となった当時十七歳の弟の果たせなかった夢、二十七歳で病に奪われた前妻との哀しい花火の思い出。最後まで物書きという職業を認めてくれなかった実の父親…

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注目の新刊 『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』 ダ・ヴィンチ2014年2月号

注目の新刊 『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』 ダ・ヴィンチ2014年2月号

勉学そっちのけで、べーすぼーるに夢中の青年、「ノボさん」こと正岡子規。実直な性格で周囲を惹きつける彼は、東京大学予備門で運命的な出逢いを果たす。秀才、夏目金之助。後の文豪・漱石だ。生涯の友を得、今際の際まで文学に挑み続けた子規の姿に心打たれる。

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伊集院静『男の流儀入門 恋愛編』配信開始

伊集院静『男の流儀入門 恋愛編』配信開始

 ダ・ヴィンチ電子ナビ「電子書籍アワード2012」読者賞を受賞した『男の流儀入門 震災編』に続く第2弾『恋愛編』がいよいよ配信が開始された。

ベストセラーとなったエッセイ『大人の流儀』で世代を問わず多くの共感を呼んだ伊集院静さんが、時に厳しく、時に優しく、具体的な考え方や生き方を提案する。 第1弾『震災編』では、3・11東日本大震災とは何だったのかを考察しながら、大きな災害が発生した時、男は何を考え、どう振る舞えばいいのかを説いた。

今回配信される『恋愛編』では大人の男の恋愛論を説く。「忙しくて出会いがない」「金もないしモテない」「結婚できない」「風俗しか行ってない」といった男の悩みから、「私と仕事どっちが大事?」等の“女の愚問”を一刀両断する模範解答も収録されている。現代の恋愛に迷える男は必読の内容となっている。

同タイトルのプロローグとエピローグは伊集院静さん本人のモノローグ(独白)が収録されている。若者に伝えたい恋愛論を熱く語る貴重な動画となっている。

ダウンロードはこちらから。アプリ本体は無料となっている。アプリ内で課金することで全文を読むこと…

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角田光代、伊坂幸太郎ら有名作家7名の深き悩み

角田光代、伊坂幸太郎ら有名作家7名の深き悩み

有名作家7名が、現在発売中の『オール讀物』7月号(文藝春秋)で悩みを打ち明けている。角田光代は、「酒を飲むと途中から記憶がなくなります。そのころに連載の話などされると、どうも気が大きくなっていて、ぜったいに無理だということも忘れて引き受けます。(中略)そうして交わした約束がもうじきはじまりますが、何を書いたらいいのかさっぱり思い浮かばず、本当に困っています」と、かなり切迫した悩み。

一方、伊坂幸太郎は、知人や仕事相手に対して不満があったときの対処法を相談。「相手にこちらの、“苦痛”を知ってもらいたいがために、その不満を説明したくなってしまいます」と書きつつも、「不満は隠したまま、それとなく疎遠になるほうがいいのかな、と思ったりもします」とも。実直な人柄がうかがえる悩みだ。

さらに、辻村深月は「仕事以外で新しく知り合った異性や友人に、自分の職業が作家であることを話すタイミングがわかりません」と、作家ならではの悩みを。湊かなえは「(夫から)不審者のおっさんが勝手に家に上がり込んでいると勘違いされた」ことを“告白”(しかも、一度だけではないらしい)。さすが…

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道尾秀介、伊集院静に悩み相談

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作家・伊集院静が読者からのさまざまな悩みに答える「週刊文春」の名物連載「悩むが花」。5月には待望の単行本『悩むが花 大人の人生相談』として発売され話題を集めているが、6月7日号の連載では、同じく作家の道尾秀介が実名で悩みを投稿するという前代未聞の事件(!?)が起こっていた。

気になる道尾の悩みは、「いつか『小説しかかけない人間』になってしまいそうで心配です」というもの。小説を書くという趣味が仕事となり、仕事のことばかりを考える毎日は幸せだと感じる一方、小説しか書けない人間に小説が書けるのか? という悩みがあるようだ。

これに対する伊集院の回答は、「私は遠慮なく答えさせてもらうよ」と前置きしたうえで、「コラッ、そんなことで悩んでるんじゃない」と一刀両断。

「世間に仕事がなくて困ってる人が何人いると思ってるんだ。ましてや自分には合わないと思っても耐えて仕事をしてる人がいったいどのくらいの数いると思ってるんだ」

そう熱く檄を飛ばしたと思えば、「『小説しか書けない人間』でいいじゃないか」と優しく畳みかけ、最後は「そんなことで大事なあなたの時間をとらないで、二人し…

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風の中に立て ー伊集院静のことばー 大人の流儀名言集

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伊集院静の「贈る言葉」

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白秋 (講談社文庫)

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作家の贅沢すぎる時間 そこで出逢った店々と人々 (双葉文庫 い 54-07)

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双葉社
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2023-12-13
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作家の愛したホテル

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旅人よ どの街で死ぬか。 男の美眺

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作家
伊集院静
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女と男の品格。

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文藝春秋
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9784163906539
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伊集院静の流儀 (文春文庫 い 26-18)

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作家
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文藝春秋
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2013-03-08
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9784167546182
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