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盲剣楼奇譚

盲剣楼奇譚

盲剣楼奇譚

作家
島田荘司
出版社
文藝春秋
発売日
2019-08-28
ISBN
9784163910772
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盲剣楼奇譚 / 感想・レビュー

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starbro

島田 荘司は、新作中心に読んでいる作家です。吉敷竹史シリーズは、初読です。二段組み、525頁のため、一瞬たじろぎましたが、難なく一気読みしました。本書は、美剣豪冒険活劇ファンタジークロニクル、刑事モノの雰囲気は、ほとんどありません。山縣 鮎之進 見参!!! 【読メエロ部】

2019/11/04

雪風のねこ@(=´ω`=)

実は初読。よって著者の癖もシリーズの特徴も判らず書店で試読。時代背景や設定が面白そうだと感じて購読。警察モノでもミステリでもなく殉愛の物語なのだなと思った。芸も剣術も金も手段であって、それを使って成すべき目的が須らく存在する。その目的を違えると大変な目に合うということも描いている。目先の道楽に踊らされることなく己が生命を賭して大切なものを護る。鮎之進があの息子に出会っていなければ、鮎之進自身は変わらなかったのだと思う。

2019/12/03

中原れい

やっと読み終えた!言ってしまえば吉敷ものの短編小説に長めの時代小説が挟まっているていだったのだけど、楽しくてきちんと順番に読みました。この本で言いたいことは「竹の棒持って作法とか精神論とか言うなら剣でなく茶道をやればよい」ではないかと…あれ?ゆき子が頼りがいあるお姉さんになりつつあり、そのせいもあって通子も安定して吉敷さんがホッとする瞬間があるのがとても嬉しかったです。

2022/07/04

勇波

久々の吉敷さん。通子さんと仲良くしてらっしゃるようで何よりです(笑)御手洗物とは違う形で心に残る作品が多いこのシリーズ。本作もその一つ。『奇想、天を動かす』のように強い物語はトリックなど二の次でいいのですって思わせてくれます★

2019/12/27

ぱなお

525ページの上に上下二段のボリューム!さすがは島田御大です。御手洗シリーズが好きだったので、吉敷刑事シリーズはあまり読んではこなかったけど、果たしてこの作品は吉敷である必要があったのか?現代の誘拐事件と昔の記憶、江戸時代から続く盲剣様の言い伝え。そして話は戦後から江戸時代へ。殆どがその伝承の物語となっていたのにビックリ!謎を解く鍵となる時代や場所を軽く飛び越えていくあたりが島田作品らしい!長く文字量も多いけど、グイグイ読める。現代に繋がる真相の解明もキテレツ具合がやっぱり島田作品らしい。

2020/02/27

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