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老化は治療できるか (文春新書 1432)

老化は治療できるか (文春新書 1432)

老化は治療できるか (文春新書 1432)

作家
河合香織
出版社
文藝春秋
発売日
2023-11-17
ISBN
9784166614325
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「老化は治療できるか (文春新書 1432)」のおすすめレビュー

長寿のカギはレム睡眠? 近い未来に不老不死が実現? 科学者たちが明かす最前線の「老化治療」

『老化は治療できるか』(河合香織/文藝春秋)

「不老不死」は人類にとって永遠の夢。だが決定的な技術や妙薬は未だに発見されていない。果たして不老不死は実現可能なのだろうか。『老化は治療できるか』(河合香織/文藝春秋)は最新の研究結果を交えて、不老不死を実現するヒントを解説している興味深い一冊だ。

 これまでの科学で解明されている長寿につながる生活習慣や、不老不死生物の謎、最前線の老化治療などを詳しく紹介している。

最前線の老化治療! 不老不死のヒントは老化細胞にあり?  老化の根本的な原因は、小さな炎症が組織や臓器のあらゆるところに過度に起きること。そうした炎症を起こしている原因のひとつが老化細胞なのだとか。老化細胞は加齢以外に、腎不全や糖尿病といった生活習慣病でも増加する。また、紫外線や放射線によるDNAの損傷などでも生まれるという。

 ということは、老化細胞を取り除く薬ができれば、様々な生活習慣病を改善し、老いない人生を手に入れることが可能と思えてくる。

 その研究に取り組んでいるのが、東京大学医科学研究所の所長・中西真教授だ。中西教授の研究チームはGL…

2023/11/15

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老化は治療できるか (文春新書 1432) / 感想・レビュー

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starbro

図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。河合 香織、3作目です。色んな研究が進み、122歳オーバーも可能性がありそうですが、私は77歳程度で🆗です(笑)https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166614325

2024/01/02

読特

欲望の果てに行きつく「不老不死」。しかし、それは叶えることはできない。人の最大寿命は120歳。どんなに頑張ってもそれ以上は生きられない。老化細胞を生存させるGLS1の阻害、カロリー制限によるオートファジーの維持、サーチュインを働かせるNMN点滴、悪玉細胞GPNMBをワクチンで退治…。研究は進むが、今できることはほとんどない。結局はバランスの取れた生活が一番。禁煙、休肝日、多品目食、腹八分、適度な運動、十分な睡眠。健康寿命を延ばして、目指せスーパーセンチナリアン。110歳過ぎても読書レビューを書き続けよう。

2024/01/27

おせきはん

アンチエイジングに関連する研究がまとめられています。個人的には寿命と健康寿命の差をどこまで縮められるかに関心がありました。生活習慣の大切さを改めて理解できました。

2024/04/28

kamekichi29

老化やアンチエイジングに関する様々な研究、老化とはどういうものか、老化は病気か?、若返ることはできるか?寿命はどこまで伸ばせるのかなどの紹介がうまくまとめられていて良かった。

2024/02/23

fukafkacraft

タイトル通り、考察でしかない。数々のアンチエイジング本で語られてきた睡眠・運動の大原則やNMNなど既知の内容だけでなく、少しは最新の研究も加えられている点は評価できる。運動で健康寿命は伸びるが、我々読者が望んでいることは、「見た目」の若返りである。肉体は維持できるが、顔面は、いつまで経っても美容外科でしか対処できない。他人に迷惑な加齢臭なども、大規模な研究を進めて欲しい。

2024/05/03

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