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影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫 は 36-8)

影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫 は 36-8)

影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫 は 36-8)

作家
葉室麟
出版社
文藝春秋
発売日
2017-10-06
ISBN
9784167909376
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影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録 (文春文庫 は 36-8) / 感想・レビュー

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優希

大好きな新選組ものでした。伊東甲子太郎を慕って新選組に入隊した篠原泰之進。彼の目を通して描かれる新選組の栄光と崩壊の歴史に引き込まれました。動乱の日々を力強く駆け抜けた半生と言っても良いでしょう。

2023/01/22

Gotoran

伊東甲子太郎を慕い新選組に入隊、後に伊東とともに新選組を脱退した久留米藩士、篠原泰之進。その目を通して新選組の隆盛と凋落を見る、伊東が近藤らに暗殺された後、相良総三の赤報隊に身を投じるも官軍に弊履の如く捨てられる、と云う疾風怒涛の半生が描き出されている。あまり描かれることのない新選組の志士からのユニークなスローリーで、しかも読み易い文体で一気に読ませてもらった。他の葉室作品、同様、清々しさ、切なさをも感じられ、愉しく読むことができた。

2022/10/23

けやき

篠原泰之進の話。新選組→御陵衛士→赤報隊という経歴。赤報隊に新選組が参加してたと聞くと不思議に思うかもだけど御陵衛士だったら納得かもね。といっても赤報隊の相楽総三とはそこまで関わらなかったようだけど。これも新選組の物語。

2020/05/12

如水

幕末新選組に加入した篠原泰之進。実在の人物でかなりの手練れだった様です(史実で会津、北越戦争位迄従軍。維新後永世禄を貰っている)。その泰之進の半生をロマンスと狂気に溢れた?御話しになっているのが本作品で中々面白かったです。題材にも出ている『影踏み鬼』。子供の遊びで泰之進も作中で子供と遊ぶ姿が描かれてます。が、「人の死の影を踏んで歩む鬼」である事を新選組加入後、自覚し始める泰之進。ほのぼのとした描写から血が舞う幕末描写のギャップが何とも言えません。因みに近藤、土方は本作では完全な悪役です💧そんな所も〇

2022/01/14

金吾

篠原泰之進は名前は有名ですが、司馬さんの短編以外で主役を張っているのは読んだことがありませんので、興味深く読まさせてもらいました。新撰組の中での異質な人物として上手く表現されていたと思います。

2020/09/14

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