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まよなかの青空 (文春文庫 た 110-1)

まよなかの青空 (文春文庫 た 110-1)

まよなかの青空 (文春文庫 た 110-1)

作家
谷瑞恵
出版社
文藝春秋
発売日
2022-05-10
ISBN
9784167918767
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まよなかの青空 (文春文庫 た 110-1) / 感想・レビュー

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ベイマックス

まぁ小説ですから、偶然の出会いや偶然の出来事があってもいいですが、いくらなんでも多過ぎというか、人がうまい具合に出会い過ぎですよ。あとは、ひかるの母親の子育てに問題あり過ぎですしね。

2022/06/15

よっち

結婚を前提に交際していた相手の母親から、手切れ金と共に息子と別れるよう言い渡された33歳のひかる。傷心の彼女が様々な人と再会し、「ソラさん」のからくり箱の話を思い出す物語。偶然再会した高校時代の同級生・日菜子や幼馴染の達郎。そこから運命に導かれるように繋がってゆくいくつもの縁と、明らかになってゆく家族の過去や「ソラさん」の謎。登場人物たちの誰もが過去に悔いを抱えていて、長らく苦しめられていた呪縛と久しぶりに向き合うことになって、過去はやり直せませんが、それでも希望が見える結末には救われるものがありました。

2022/05/10

mayu

苦しい想いを抱えながら過ごした過去。大人になってもそれは拭えずに、心の底に暗いものを抱えながら思い通りにいかない人生を送る人々。心に残るのは修学旅行の時に団体で貸し切られる列車あおぞら号に纏わる噂'ソラさん'。うまくいかない日々がある日魔法の様に上手くいくような事は起こらない。ソラさんを探す事で、自分と向き合って本心に気づいて行動することでしか自分を救う事はできない。不幸の連作に苦しくなるけど、希望の見えるラストに救われる。

2022/05/17

sugar&salt

全員が辛い過去とかトラウマとかがあって、読んでて少ししんどかったけど、少しずつ登場人物たちの繋がりがわかってきて、隠してきたことが明らかになっていくところは読んでいて面白かった。

2023/09/30

てつこ

亡くなった父親からの知らせと残されたからくり箱から始まった探し物…それは幼い頃の修学旅行での特別列車内の座敷わらしのような存在の「ソラさん」を探し意味を考える“行動”がもたらす人生という名の乗り間違えを気づかせるものなのか… 人生生きていれば色々ある。『まよなか』な日もあれど、『青空』が広がる日もありどう感じるのか…と。題名を振り返ってみたがその辺りが少し弱く感じた。ただ、誰しも経験したであろう淡くも苦い昔を想起させる不思議な読了感だった。

2022/06/01

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