ゲゲゲの素 (トクマコミックス)
ジャンル
ゲゲゲの素 (トクマコミックス) / 感想・レビュー
ホークス
京極編の水木漫画集。第一話はゴーゴリの小説「ヴィイ」がベース。子供の頃映画で観たおぞましい妖怪の大群と悪夢の様な雰囲気を思い出した。第二話は貧乏夫婦が見栄で買った車が実は化物、という話。ポンコツ車の即売会なんてまるで赤貧時代だが、また盛んになるかもね。次は、敬意など無い都会者が禁を破って祟られる話。地元民は「またやってらあ」と嘆息する。続いて幸福の卵を手に入れる話。欲をかいてダメにするのはお約束だが、勤め先の壁に「社訓 人の倍働け!」とあり、人間は所詮欲ボケだと水木氏は言っている。他も全編濃厚な水木色。
2018/10/21
TETSUYA
ぶっ飛んだ話と、風刺が効きまくった話がたくさん。水木ワールド全開です。
2017/04/14
大臣ぐサン
第2期の鬼太郎はすごいなぁ。ここに納められた作品だけでもかなり水木テイストが楽しめる。アンソロジーのコンセプトとしてもかなり良い本。
2012/11/06
カタリ
第二期鬼太郎アニメの「鬼太郎作品以外の原作」を京極夏彦選でまとめた面白い一冊。風刺、救いの無い結末、読了後に感慨深くなる作品が多く、水木漫画の良さや凄さを再認識しました。人魂の天ぷらには相変わらず魅力されます。
2010/12/09
感想・レビューをもっと見る