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シルバー・オクトパシー (文芸書)

シルバー・オクトパシー (文芸書)

シルバー・オクトパシー (文芸書)

作家
五條瑛
出版社
徳間書店
発売日
2014-06-11
ISBN
9784198638108
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シルバー・オクトパシー (文芸書) / 感想・レビュー

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ゆみねこ

北への秘密の送金と脱北者のパスポート取得と出国を請け負った「シルバー・オクトパシー」。オーナーは表に出ず、8人のタコの足たちが活躍する。登場人物が多いのでちょっと混乱しながらもテンポの良い文章で楽しめました。女はしたたかだなあって思いました。

2015/04/16

みんと

8人で構成されるシルバー・オクトパシーはお金のためなら何でもこなす敏腕な揉め事解決のプロ集団。 脱北した女、セリの周りで起きた事件に他の組織や殺し屋などが登場、そこに家族愛なども絡みかなり読み応えのある内容となっている。 シルバー・オクトパシーのひとりひとりのキャラはそれ程目立つものではなく少し物足りなさを感じた。 シリーズ化して、個々に活躍の場を与えればもっと楽しめるのではないだろうか。

2015/12/23

Rin

【図書館】ぶれない五條ワールド。まずは題名に納得。そして依頼を確実に遂行すら信念と手段を選ばない姿が、ある意味で清々しかった。難民問題や脱北、拉致問題に政治、国際問題を絡め最後にそれらが繋がっていくので、飽きることなく読めた。日本の、世界の問題に政治の駆け引き、人権問題をしっかりと伝えてくるので普段、あまり意識しない大切な問題に向き合える機会もくれる。そして、今回は女性陣が本当にインパクトのある強さでした!特にサオリの貫きっぷりが憎めない。また「銀たこ」のメンバーに会いたいですね。

2015/04/13

RIN

五條さんの中ではライトでエンタメ色の強い、『ROMES』シリーズ系。あちらの世界に行ってしまった人たちの非情と無情がいっそ潔くてむしろ痛快。まんま、ドラマ化できそうなくらい銀タコの面々が個性的だが、内容が内容だけに関係各方面に差し障りがありそうで無理かな。拉致被害者が帰国できない背景に、もしかしたらこういうこともありそうな・・・。だとしたら悲しすぎる。五條さんの半島ものはいろいろな意味で興味深いが、これ、シリーズ化されるとしたらちょっと目先を変えた関係先で読んでみたい。そのものずばり、アメリカとか。

2016/10/24

マムみかん(*感想は風まかせ*)

大好きな五條先生の新シリーズ(かな?)面白かったです! 金のためなら何でもやる、汚れ仕事のプロ集団《シルバー・オクトパシー》。 頭である社長の下で働くのは、個性的な8人の足(社員)たち。 だから「タコ」なのね。 でも、ついつい『銀だこ』ってたこ焼き屋さんを思い出して困っちゃった(笑)。 北朝鮮からの脱北、拉致被害者、不法送金、半島情勢…等々タイムリーなテーマに惹き付けられ、それぞれの思惑や駆け引きにドキドキしながら楽しめました。 キャラでは、新人の鈴木君を応援したいな☆

2014/07/04

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