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法の雨 (徳間文庫)

法の雨 (徳間文庫)

法の雨 (徳間文庫)

作家
下村敦史
出版社
徳間書店
発売日
2023-07-07
ISBN
9784198948726
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法の雨 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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のり

有罪率99、7%の現状、無罪判決を連発する為に無罪病判事と呼ばれた裁判長が法定で倒れた。最後になった事件は組長殺害に関する事だった。何度も苦汁を味わった検事の「大神」は無罪となった者が殺害された事によって、感情が揺れ行動にでる。法も完全とは言えない。理不尽な制度もある。成年後見制度も絡む。悪用される事もあるだろう。結果的には丸く収まったが、難題も山積みだ。

2023/12/25

mayu

無罪判決と成年後見制度がテーマ。今回初めて知った成年後見制度。認知症などで判断能力が不十分な人に代わって後見人を選定し、後見人が預貯金の管理などの法律行為ができる制度。聞こえは良いが、ちゃんと理解もせずに申請すると大変な事になり、家族だろうと必要な時にお金を動かす事ができなくなる。これには本当に驚いた。法は万能ではなく、良心は裁けないという言葉が重く残った。無罪病判事の話とどう繋がっていくのが予想できない展開に一気読み。面白かったし、正義とはなにかを考えさせられる一冊。

2023/07/14

てつ

法定後見の闇は興味深い。あとはイマイチかな。法定後見を知りたい人にはいいかも。

2023/07/30

Y.yamabuki

殺人事件と成年後見制度がどう繋がるの?先が気になり読書スピードが増す。その繋がりが少しずつ見え、登場人物それぞれの意図が徐々に明らかになっていくが、一筋縄ではいかない。二転三転するストーリーにページを捲る手が止まらなかった。「成年後見制度」の問題点を顕にしてくれる一方、検事の大神が、真相を追いながら法の正義とは何なのか?と考えるリーガル小説らしい場面もあり、読み応え十分。読後感も良くい面白い作品だった。

2023/11/28

numno1

成年後見制度の闇と、裁判で無罪を連発する裁判官。無関係に見える2つがどう繋がっていくのか・・ 両者をつなぐ糸が見え始めてからはかなり一気読みでした。

2023/08/06

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