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ふりさけ見れば 下

ふりさけ見れば 下

ふりさけ見れば 下

作家
安部龍太郎
出版社
日経BP 日本経済新聞出版
発売日
2023-07-20
ISBN
9784296117499
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ふりさけ見れば 下 / 感想・レビュー

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starbro

上下巻、900頁強、完読しました。当時の世界の先進国 唐で最難関の科挙に合格し、玄宗皇帝の側近にまで出世したたぐい稀なる日本人・阿倍 仲麻呂、現代で言えば、大谷 翔平のような存在、スーパースターだったに違いありません。「天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも」スポットで入ってくる濡れ場のシーンは、日経新聞読者のためのサービスでしょうか(笑) https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/23/06/08/00860/

2023/08/05

パトラッシュ

(承前)理想の政治を求める仲麻呂と真備の苦闘は、海を挟んだ日唐両国で続く。権力者の奇怪な思惑に振り回され、一歩前進二歩後退を強いられ続けながら、二人とも決してあきらめない。ようやく目的を達して二度目の遣唐使で来た真備と帰途に就いた仲麻呂が、自分の努力は無駄と悟って愕然とする場面はスパイの悲哀を強く描き出す。再び別れた彼らが念願を果たせたのは、皮肉にも安史の乱と恵美押勝の乱という権力構造の大変革を生き抜けた故だった。政治と諜報と友情の絡む半世紀に及ぶドラマは、朝廷の秘庫と楊貴妃渡来伝説にすべて収斂したのだ。

2023/10/08

kawa

日経新聞掲載時読了。20ヶ月に及ぶ長期連載、しかもやや苦手の古代、中国ものながら毎朝楽しみに読むことが出来た。機会があれば再読も。現在、新聞小説6本追っかけ中。

2023/07/06

のぶのぶ

 阿倍仲麻呂、吉備真備、鑑真、楊貴妃など、教科書には、簡単に書いてあるが、ストーリーで読むと、壮大なつながりがありそう。いろいろな思いがあって歴史が作られているのが分かる。魏略38巻は、本物がどこかにないだろうか。日本、天皇の始まりがわかることだろう。阿倍仲麻呂は日本だけでなく唐も救っていたことも分かる。それにしても、後継者争いは、どこでも問題があるものだなあと感じる。文字があり、記録が残っていることは、唐(中国)はすごいもの。歴史もいろいろ知ることでつながっていく。思い切って上下巻の本を買って良かった。

2023/11/12

mitubatigril

密命を帯びた仲麻呂は、日本に帰る事を諦めて後ろ暗さをまといながら恩人を裏切り 妻を裏切り 今まで通り仕事にいそしみながら密命の為に出世欲を出して行く。 下巻は割とサクサク読んで行けた。 やはり歴史小説好きの自身としては戦国時代も面白いが 以外に平安時代の駆け引きドロドロの世界観も面白い😆 全く関係ないけど来年の大河ドラマが楽しみだ

2023/08/30

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