【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (『このミス』大賞シリーズ)

starbro

「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作は、毎年楽しみにしています。本書は、コミカル・リーガル・ミステリ、粗削りではありますが、大賞受賞作に相応しい面白い作品でした。東大法学部卒で弁護士の著者は、自己投影しているのでしょうか、女弁護士 剣持麗子のキャラが立っています。 次作をシリーズで行くのか、別路線で行くのかわかりませんが、楽しみにしています。 https://tkj.jp/campaign/motokare/

2021/03/11

kou

一見、突き抜けた価値観を持っており冷たく感じるが、どこか人間くさい･･･こんな主人公を待っていた！ホントにキャラ濃すぎ(笑)。ストーリーも面白く読むのが止められなかった。是非、剣持麗子を主人公にした続編も読んでみたい。それにしても、｢恋は盲目｣って言葉があるが、信夫は、一旦、冷静になった方が良いと思う。

2021/07/26

bunmei

『このミス大賞』の作品。著者が弁護士ということで、法律場面の描写は細かく記されており、新たなキャラの女流弁護士探偵が誕生。誰もが羨む美貌を有し、歯に衣着せぬ物言いと、仕事においても敏腕振りを発揮、おまけにお金に対しても貪欲な女。その名も剣持麗子！実写化されれば、この役は間違いなく『菜々緒』しかいないだろう（笑）事件は多額の遺産相続に関するもだが、そのシチュエーションが斬新。「自分を殺した相手に全資産を相続する」という謎めいた遺言状を巡って、大企業や血縁関係の裏事情が交錯し、意外な犯人へと展開していく。

2021/02/11

うっちー

主人公キャラは卓越でシリーズ化できそうですが、何かまどろっこしい感じでスッキリしません

2021/02/08

たか

2021年｢このミス｣大賞受賞作。新川帆立氏デビュー作。 弁護士 剣持麗子の学生時代の元カレが奇妙な遺言状を残して死んだ。彼は大手製薬会社の御曹司の森川栄治、遺書には自分を殺した犯人に遺産を譲る旨が書かれており、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人となった麗子は森川家主催の犯人選考会に参加する。 才色兼備の弁護士 麗子は勝気でお金大好き、かなりインパクトのある女性だ。著者は｢女性が力強く活躍できる社会を願って女性のために書きました。｣と記している。 著者が弁護士の遺産相続ミステリー。 ★★★✩✩ 3.0

2021/05/17